【CVE-2024-13438】SpeedSize Image & Video AI-Optimizerにクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性、管理者権限でキャッシュクリアが可能に
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記事の要約
- SpeedSize Image & Video AI-Optimizerにクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性
- 管理者権限でキャッシュがクリア可能な深刻な問題
- バージョン1.5.1以前のすべてのバージョンが影響を受ける
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WordPressプラグインSpeedSize Image & Video AI-Optimizerの脆弱性
WordFenceは2025年2月18日、WordPress用プラグイン「SpeedSize Image & Video AI-Optimizer」のバージョン1.5.1以前に存在するクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性を公開した。speedsize_clear_css_cache_action関数においてnonceの検証が不適切であるため、管理者権限でプラグインのキャッシュがクリア可能になっている。[1]
この脆弱性はCVE-2024-13438として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはクロスサイトリクエストフォージェリ(CWE-352)に分類されている。NVDの評価によると、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされている。
CVSSスコアは4.3(深刻度:中)と評価されており、攻撃に必要な特権レベルは不要だが、利用者の関与が必要とされている。この脆弱性は非認証の攻撃者が管理者をだまして特定のアクションを実行させることで、プラグインのキャッシュをクリアすることが可能になる。
SpeedSize Image & Video AI-Optimizer脆弱性の詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13438 |
影響を受けるバージョン | 1.5.1以前のすべてのバージョン |
脆弱性の種類 | クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF) |
CVSSスコア | 4.3(MEDIUM) |
発見者 | Dhabaleshwar Das |
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クロスサイトリクエストフォージェリについて
クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)とは、Webアプリケーションに対する攻撃手法の一つで、正規のユーザーになりすまして不正なリクエストを送信する攻撃のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの認証情報を悪用して不正なリクエストを実行
- 被害者のブラウザを介して攻撃が行われる
- 正規のセッションを利用するため検知が困難
SpeedSize Image & Video AI-Optimizerの脆弱性では、speedsize_clear_css_cache_action関数でnonceの検証が不適切なため、攻撃者は管理者権限を持つユーザーを騙してキャッシュクリアの操作を実行させることが可能になっている。この脆弱性は管理者の操作を必要とするものの、実行されれば正規のキャッシュクリア操作として処理されてしまう。
SpeedSize Image & Video AI-Optimizerの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの開発においてnonceの検証は基本的なセキュリティ対策の一つであり、今回の脆弱性はその実装が不十分であったことが原因として挙げられる。特にキャッシュのクリアという重要な操作に対するセキュリティチェックが不十分であったことは、システムの安定性や性能に影響を与える可能性がある。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、開発者はWordPressのセキュリティガイドラインに従った適切なnonceの実装と検証を徹底する必要がある。また、プラグインの更新プロセスを改善し、セキュリティ面での品質管理を強化することで、より安全な製品の提供が期待される。
このような脆弱性の発見と対応は、WordPressエコシステム全体のセキュリティ向上に貢献している。セキュリティ研究者とプラグイン開発者のコミュニケーションを促進し、脆弱性の早期発見と迅速な対応を実現する体制づくりが重要だ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13438, (参照 25-03-01).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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