【CVE-2024-13672】Mini Course Generator 1.0.5にXSS脆弱性が発見、Contributor権限で悪用可能に
スポンサーリンク
記事の要約
- Mini Course Generator 1.0.5以前のバージョンでXSS脆弱性を確認
- Contributor以上の権限で任意のスクリプト実行が可能に
- Wordfenceが脆弱性情報をCVEとして公開
スポンサーリンク
Mini Course Generator 1.0.5のXSS脆弱性
WordPressプラグイン「Mini Course Generator」において、バージョン1.0.5以前に深刻なストアドXSS脆弱性が発見され、2025年2月21日にWordfenceによって【CVE-2024-13672】として公開された。この脆弱性は、プラグインのmcgショートコードにおける入力サニタイズと出力エスケープの不備によって発生しており、Contributor以上の権限を持つ攻撃者が悪用可能な状態となっている。[1]
この脆弱性の深刻度はCVSS 3.1で6.4(MEDIUM)と評価されており、ネットワークからのアクセスが可能で攻撃の複雑さは低いとされている。攻撃者は特権レベルの権限を必要とするものの、ユーザーの操作を必要とせずスコープの変更が可能であり、機密性と完全性に限定的な影響を及ぼす可能性がある。
発見者のPeter Thaleikisによって報告されたこの脆弱性は、プラグインのショートコード処理部分に起因しており、影響を受けるバージョンで作成されたページにアクセスした際に任意のWebスクリプトが実行される危険性がある。WordPressサイトの管理者は早急なアップデートによる対策が推奨される。
Mini Course Generator脆弱性の詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13672 |
影響を受けるバージョン | 1.0.5以前 |
脆弱性の種類 | ストアドクロスサイトスクリプティング |
CVSS評価 | 6.4(MEDIUM) |
必要な権限 | Contributor以上 |
発見者 | Peter Thaleikis |
スポンサーリンク
クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
- 埋め込まれたスクリプトは閲覧者のブラウザ上で実行される
- セッション情報の窃取やフィッシング詐欺などに悪用される可能性がある
Mini Course Generatorで発見された脆弱性は、特にストアドXSSと呼ばれる種類に分類され、攻撃コードがサーバー側に永続的に保存される特徴がある。この種の脆弱性は、Webサイトの閲覧者全員に影響を及ぼす可能性があるため、特に重大な問題となっている。
Mini Course Generator脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティを脅かす重大な問題となる可能性が高く、特にContributor権限で悪用可能な本脆弱性は深刻度が高いと言える。ショートコードの処理における入力検証の不備は、開発段階での十分なセキュリティレビューによって防ぐことが可能だったと考えられる。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発者向けのセキュリティガイドラインの整備や、自動化されたセキュリティテストの導入が求められる。特にユーザー入力を処理するコンポーネントについては、エスケープ処理やサニタイズ処理の徹底が不可欠だろう。
WordPress公式プラグインディレクトリでの審査プロセスにおいても、セキュリティチェックの強化が望まれる。プラグインのセキュリティ品質向上には、開発者コミュニティ全体での知見共有と、継続的なセキュリティ教育が重要な役割を果たすと考えられる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13672, (参照 25-03-04).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- Benner ModernaNetでSQL injection脆弱性が発見、バージョン1.1.1で対策可能に
- 【CVE-2025-1641】Benner ModernaNetにSQLインジェクションの脆弱性、医療データのセキュリティリスクに警鐘
- 【CVE-2025-1673】ZephyrのDNSバリデーション機能に深刻な脆弱性、境界外読み取りによるシステムクラッシュの危険性
- 【CVE-2025-1599】Best Church Management Software 1.0に深刻な脆弱性、リモート攻撃の危険性が浮上
- 【CVE-2025-1616】FiberHome AN5506-01A ONU GPONに重大な脆弱性、リモート攻撃の可能性が浮上
- 【CVE-2025-1586】code-projects Blood Bank System 1.0にクロスサイトスクリプティングの脆弱性、医療システムのセキュリティリスクが浮き彫りに
- 【CVE-2025-1588】PHPGurukul Online Nurse Hiring System 1.0にパストラバーサルの脆弱性、医療システムのセキュリティ対策が急務に
- 【CVE-2025-1577】code-projects Blood Bank System 1.0にXSS脆弱性、医療データセキュリティに警鐘
- 【CVE-2025-1578】PHPGurukul Online Shopping Portal 2.1にSQLインジェクションの脆弱性、エクスプロイトコード公開で緊急性高まる
- 【CVE-2025-1591】SourceCodester Employee Management System 1.0にクロスサイトスクリプティングの脆弱性、リモートからの攻撃が可能に
スポンサーリンク