【CVE-2024-13379】C9 Admin Dashboardに深刻な脆弱性、WordPressサイトのセキュリティリスクが増大
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記事の要約
- WordPressプラグインC9 Admin Dashboardに脆弱性が発見
- バージョン1.3.5以前でSVGファイルによるXSS攻撃が可能
- Author以上の権限を持つユーザーから攻撃が実行可能
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C9 Admin Dashboardの脆弱性によりXSS攻撃のリスクが浮上
WordPressプラグインC9 Admin Dashboardにおいて、バージョン1.3.5以前に深刻な脆弱性が発見され、2025年2月21日に公開された。この脆弱性は不適切な入力サニタイズと出力エスケープに起因するもので、SVGファイルのアップロード機能を通じて悪意のあるスクリプトを注入できる可能性があることが明らかになっている。[1]
脆弱性の深刻度はCVSS v3.1で6.4(中程度)と評価されており、攻撃者はネットワークを介して容易に攻撃を実行できる可能性がある。この脆弱性を悪用するには攻撃者がAuthor以上の権限を持っている必要があるが、一度攻撃が成功すると、SVGファイルにアクセスした全てのユーザーに対して任意のWebスクリプトが実行される危険性が存在している。
脆弱性の発見者はAvraham Shemesh氏で、Wordfenceによって【CVE-2024-13379】として識別されている。攻撃に必要な特権レベルは低く設定されており、ユーザーの介入なしで攻撃が可能となっているため、早急なアップデートが推奨されている。
C9 Admin Dashboard脆弱性の詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13379 |
影響を受けるバージョン | 1.3.5以前の全バージョン |
脆弱性の種類 | Stored Cross-Site Scripting |
CVSS評価 | 6.4(中程度) |
必要な権限レベル | Author以上 |
攻撃条件 | SVGファイルのアップロード機能を使用 |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性を悪用して、ユーザーのブラウザ上で意図しないスクリプトを実行させる攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 入力値の不適切な検証により、悪意のあるスクリプトが挿入可能
- 永続型XSSは一度注入されたスクリプトが保存され続ける
- 被害者のセッション情報や個人情報が窃取される可能性がある
C9 Admin Dashboardの脆弱性は永続型XSSに分類され、SVGファイルを介して悪意のあるスクリプトをアップロードすることが可能だ。この種の攻撃は特に深刻で、一度成功すると当該SVGファイルにアクセスする全てのユーザーに影響を及ぼす可能性がある。
C9 Admin Dashboardの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、攻撃者にとって魅力的な標的となっており、特にAuthor権限での攻撃が可能な今回の脆弱性は注目に値する。SVGファイルはWeb上で広く使用されている形式であり、その特性を悪用したXSS攻撃は技術的なハードルが比較的低いため、早急な対策が必要となるだろう。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発者はSVGファイルのアップロード機能に対してより厳密な入力検証とサニタイズ処理を実装する必要がある。特にWordPressの管理画面で使用されるプラグインは、高い権限を持つユーザーが操作する場面が多いため、セキュリティ面での配慮が不可欠となっている。
また、WordPressサイトの管理者は定期的なプラグインのアップデートチェックと、不要なプラグインの削除を心がける必要がある。プラグインの脆弱性は継続的に発見されており、適切なセキュリティ管理と迅速なアップデート対応が重要となっているからだ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13379, (参照 25-03-04).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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