【CVE-2024-13565】Simple Map No Apiにクロスサイトスクリプティングの脆弱性、Contributor権限で悪用の可能性
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記事の要約
- Simple Map No Api 1.9以前にXSS脆弱性が発見
- Contributor以上の権限で任意のスクリプト実行が可能
- width属性の入力サニタイズ処理が不十分
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Simple Map No Api プラグインのXSS脆弱性
WordfenceはWordPress向けプラグインSimple Map No Apiにおいて、バージョン1.9以前に深刻な格納型クロスサイトスクリプティング脆弱性が発見されたことを2025年2月18日に公開した。この脆弱性は入力値のサニタイズ処理とアウトプットのエスケープ処理が不十分なことに起因しており、width属性を介して悪意のあるスクリプトを注入することが可能となっている。[1]
本脆弱性は認証済みの攻撃者がContributor以上の権限を持っていれば悪用可能であり、ページにアクセスした際に任意のWebスクリプトが実行される危険性がある。CVSSスコアは6.4(深刻度:中)と評価されており、攻撃の複雑さは低く設定されているものの、攻撃には特権レベルが必要とされている。
脆弱性の識別番号はCVE-2024-13565として割り当てられており、CWEではCWE-79(Webページ生成時の入力の不適切な無害化)に分類されている。攻撃者の観点からは、ネットワークを介したアクセスが可能で、制限された特権での実行が可能となっているが、ユーザーの操作は不要とされている。
Simple Map No Apiの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2024-13565 |
影響を受けるバージョン | 1.9以前のすべてのバージョン |
脆弱性の種類 | 格納型クロスサイトスクリプティング |
CVSSスコア | 6.4(Medium) |
攻撃条件 | Contributor以上の権限が必要 |
発見者 | Djaidja Moundjid |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる状態を指す。この脆弱性が存在する場合、以下のような問題が発生する可能性がある。
- ユーザーのセッション情報の窃取が可能
- Webサイトの改ざんやフィッシング詐欺への悪用
- ユーザーのブラウザ上で不正なスクリプトの実行が可能
Simple Map No Apiの脆弱性はwidth属性の入力値検証が不十分であることが原因で発生している。Contributor以上の権限を持つユーザーがこの脆弱性を悪用した場合、サイト訪問者のブラウザ上で任意のJavaScriptコードを実行できる状態となり、深刻なセキュリティリスクとなっている。
Simple Map No Apiの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに影響を及ぼす重大な問題となっている。Simple Map No Apiの場合、Contributor以上の権限が必要という制限があるものの、多くのWordPressサイトでは複数の投稿者が存在するため、内部犯行のリスクも考慮する必要があるだろう。
今後の対策として、プラグイン開発者はユーザー入力値の徹底的なバリデーションとサニタイズ処理の実装が求められる。特にHTMLやJavaScriptが混入する可能性のある属性値については、より厳密な入力チェックと出力エスケープが必要となるだろう。
セキュリティ研究者とプラグイン開発者のコミュニケーションを活発化させ、脆弱性の早期発見と修正をより効率的に行える体制作りも重要だ。WordPress本体のセキュリティ機能との連携を強化し、プラグインのセキュリティレベルを全体的に向上させることが期待される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13565, (参照 25-03-04).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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