【CVE-2024-13734】Card Elements for Elementor 1.2.6にXSS脆弱性、Contributor権限で悪用可能に
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記事の要約
- Card Elements for Elementorに格納型XSS脆弱性が発見
- バージョン1.2.6以前のProfile Card Widgetが影響を受ける
- Contributor以上の権限を持つユーザーが悪用可能
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WordPressプラグインCard Elements for Elementor 1.2.6のXSS脆弱性
2025年2月27日、WordfenceはWordPress用プラグイン「Card Elements for Elementor」のバージョン1.2.6以前に格納型クロスサイトスクリプティング脆弱性が存在すると発表した。Profile Card Widgetにおいて、ユーザー入力の検証と出力のエスケープが不十分であることが原因となっている。[1]
この脆弱性はContributor以上の権限を持つ認証済みユーザーによって悪用される可能性があり、攻撃者は任意のWebスクリプトを注入することができる。注入されたスクリプトは、影響を受けるページにアクセスしたユーザーのブラウザ上で実行される可能性がある。
CVSSスコアは6.4(深刻度:中)と評価されており、攻撃の複雑さは低いとされている。脆弱性の種類はCWE-79(クロスサイトスクリプティング)に分類され、機密性と完全性への影響が想定されている。
Card Elements for Elementorの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13734 |
影響を受けるバージョン | 1.2.6以前 |
CVSSスコア | 6.4(Medium) |
脆弱性の種類 | CWE-79(クロスサイトスクリプティング) |
必要な権限 | Contributor以上 |
影響範囲 | 機密性:低、完全性:低、可用性:なし |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる問題のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切に検証されずにWebページに出力される
- 埋め込まれたスクリプトは他のユーザーのブラウザ上で実行される
- セッション情報の窃取やフィッシング詐欺などに悪用される可能性がある
今回の脆弱性はWordPressプラグインのProfile Card Widgetにおいて、ユーザー入力の検証と出力のエスケープが不十分であることに起因している。攻撃者は悪意のあるスクリプトを注入し、そのページにアクセスした他のユーザーのブラウザ上でスクリプトを実行させることが可能だ。
Card Elements for Elementorの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに影響を及ぼす可能性がある重要な問題として認識する必要がある。特にProfile Card Widgetのような一般的なコンポーネントに存在する脆弱性は、多くのサイトに影響を与える可能性が高く、早急な対応が求められる。
プラグイン開発者にとって、ユーザー入力の適切な検証とエスケープ処理の実装は基本的なセキュリティ対策であり、今後も継続的なセキュリティレビューが重要となる。また、WordPressサイトの管理者は、使用しているプラグインのアップデート情報を定期的にチェックし、セキュリティパッチが公開された場合は速やかに適用することが推奨される。
今後は、プラグインのセキュリティ審査プロセスの強化や、開発者向けのセキュリティガイドラインの充実が期待される。特にXSS対策については、WordPress本体のセキュリティ機能との連携を強化し、プラグインレベルでも確実な防御が可能な仕組みの構築が望まれる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13734, (参照 25-03-15).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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