住友電工情報システムがMCore Ver.7.8SP2を発表、クラウドストレージからのソフトウェア配布機能を強化
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記事の要約
- 住友電工情報システム、MCoreの新版Ver.7.8SP2を発表
- クラウドストレージサービスからのソフトウェア配布に対応
- SharePoint Onlineのログ取得機能を追加
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住友電工情報システムがIT資産管理システムMCore Ver.7.8SP2を発表
住友電工情報システム株式会社は、IT資産管理/セキュリティ管理統合システムの最新版「MCore Ver.7.8SP2」を2025年3月19日より販売開始すると発表した。社内向けアプリストアのソフトウェアライブラリ機能にクラウドストレージサービスとの連携を新たに追加し、Microsoft OneDriveやGoogle Driveを利用したソフトウェアの直接配布が可能になっている。[1]
在宅勤務などで社外ネットワークにのみ接続しているPCでも、VPNなどの利用設定なしでダウンロードできるようになったことで、社内ネットワークへのアクセスが大幅に低減されることとなった。社内ネットワーク上のPCには従来の配布方法を優先し、社外ネットワーク上のPCにはクラウドストレージからの配布を優先するなど、環境に応じた柔軟な設定が可能になっている。
さらに、SharePoint Onlineにファイルをアップロードした際のログ取得機能が新たに追加され、ファイルアップロード状況の監視がより強化された。IT資産やソフトウェアライセンスの棚卸時などに必要なCSVファイル出力方法も改善され、大量のデータ出力時でも別ウィンドウで出力状況を確認しながら他の操作が可能になっている。
MCore Ver.7.8SP2の新機能まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
クラウドストレージ対応 | OneDrive、Google Driveからのソフトウェア配布が可能 |
ログ取得機能 | SharePoint Onlineのファイルアップロードログ取得に対応 |
CSV出力機能 | 大量データ出力時の進捗確認と並行作業が可能 |
ネットワーク設定 | 社内外の環境に応じた配布方法の優先度設定が可能 |
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IT資産管理システムについて
IT資産管理システムとは、企業内のIT機器やソフトウェアライセンスを一元的に管理するためのシステムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- ハードウェアとソフトウェアの資産状況を可視化
- セキュリティ対策の実施状況を一元管理
- コンプライアンス対策の実施を支援
MCoreは住友電工グループ全体で10万台以上のPCを一元管理するために開発されたシステムで、1サーバーで1万台以上のPCを集約して管理することが可能である。業界トップクラスの高いパフォーマンスにより、スムーズで確実な管理・運用を実現している。
MCore Ver.7.8SP2に関する考察
クラウドストレージサービスとの連携機能の追加は、多様な働き方に対応したIT資産管理の実現という点で大きな意義を持っている。VPNを使用せずにソフトウェアを配布できる仕組みは、社内ネットワークの負荷軽減だけでなく、運用管理者の作業効率向上にも大きく貢献するだろう。
SharePoint Onlineのログ取得機能の追加により、Microsoft 365環境におけるファイル共有の監視機能が強化されることになった。今後はさらなるクラウドサービスとの連携拡大や、より詳細なログ分析機能の追加が期待されるが、その際にはプライバシーとセキュリティのバランスを考慮した開発が求められるだろう。
CSVファイル出力機能の改善は、大規模な資産管理作業における運用効率を向上させる重要な進化点である。今後は機械学習などのAI技術を活用した資産分析機能の追加や、より高度な自動化機能の実装が期待されるが、それらの新機能は既存のワークフローと整合性を保ちながら導入される必要があるだろう。
参考サイト
- ^ 住友電工情報システム株式会社. 「IT資産管理システム MCoreがクラウドストレージからのソフトウェア配布に対応 ~ネットワーク環境に応じた柔軟な設定が可能に、ネットワーク負荷も軽減~ | IT資産管理 MCore」. https://www.sei-info.co.jp/mcore/news/news-mc20250319/, (参照 25-03-25). 4800
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
- Google. https://blog.google/intl/ja-jp/
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