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【CVE-2025-28859】WordPress用プラグインMaintenance Notice 1.0.5にCSRF脆弱性、ユーザー操作による不正リクエストの実行が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WordPress用プラグインMaintenance Notice 1.0.5以前にCSRF脆弱性
  • ユーザーの操作によって不正なリクエストが実行される可能性
  • 深刻度は「MEDIUM」でCVSS値は4.3を記録

WordPress用プラグインMaintenance Notice 1.0.5のCSRF脆弱性

CodeVibrant社のWordPress用プラグインMaintenance Notice 1.0.5以前のバージョンにおいて、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性が発見され、2025年3月11日に公開された。この脆弱性はCVE-2025-28859として識別されており、CVSSスコアは4.3でセキュリティリスクは「MEDIUM」と評価されている。[1]

攻撃の成功には特別な権限は必要としないものの、ユーザーの操作を必要とする特徴がある。攻撃が成功した場合、情報の改ざんが可能となるが、情報の窃取や可用性への影響は限定的であると評価されている。

この脆弱性の発見者はPatchstack Allianceに所属するNguyen Thi Huyen Trang氏であり、SSVCの評価によると自動化された攻撃の可能性は低く、技術的な影響は部分的であるとされている。

脆弱性の詳細情報まとめ

項目 詳細
脆弱性ID CVE-2025-28859
影響を受けるバージョン 1.0.5以前
CVSSスコア 4.3 (MEDIUM)
必要な権限 不要
ユーザー操作 必要

クロスサイトリクエストフォージェリについて

クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)とは、Webアプリケーションにおける重大な脆弱性の一つであり、攻撃者が正規ユーザーに意図しないリクエストを送信させる手法を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 正規ユーザーの認証情報を悪用した不正なリクエストの実行
  • ユーザーの意図しない操作や情報の改ざんが可能
  • 適切な対策を施さないと深刻な被害につながる可能性

WordPress用プラグインでこの種の脆弱性が発見されることは珍しくなく、プラグインの開発者はトークンベースの検証やリファラチェックなどの対策を実装する必要がある。特にMaintenance Noticeのような管理機能を持つプラグインでは、CSRFによって設定が改ざんされる可能性があるため、早急な対応が求められている。

Maintenance Notice 1.0.5のCSRF脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに影響を及ぼす可能性があるため、早急な対応が必要不可欠だ。特にMaintenance Noticeプラグインは、サイトのメンテナンス情報を管理する重要な機能を持つため、CSRFによって不正な設定変更が行われた場合、ユーザーに誤った情報が表示される可能性が高くなるだろう。

今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発者がセキュリティチェックリストを作成し、リリース前の検証を徹底することが重要になる。また、WordPressのプラグイン審査プロセスにおいても、CSRFなどの一般的な脆弱性に対するチェック機能を強化することで、より安全なエコシステムを構築できるだろう。

プラグインのユーザーにとっては、定期的なアップデートの確認と適用が重要な対策となる。特にセキュリティアップデートに関しては、リリース後速やかに適用することで、脆弱性を悪用した攻撃のリスクを最小限に抑えることが可能だ。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-28859, (参照 25-03-25).
  2. 1345

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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