【CVE-2025-2221】WPCOM Member 1.7.6に認証不要のSQLインジェクション脆弱性、データベースからの情報漏洩のリスク
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記事の要約
- WPCOM Member 1.7.6以前にSQLインジェクションの脆弱性
- 認証不要でデータベースから機密情報を抽出可能
- CVE-2025-2221として報告され深刻度は高い
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WPCOM Member 1.7.6のSQLインジェクション脆弱性
WordfenceはWordPress用プラグインWPCOM Member 1.7.6以前のバージョンにSQLインジェクションの脆弱性が存在することを2025年3月14日に公開した。この脆弱性は認証なしで攻撃可能であり、user_phoneパラメータを介してデータベースから機密情報を抽出できる重大な問題となっている。[1]
CVSSスコアは7.5と高い深刻度を示しており、攻撃者は特別な権限や操作を必要とせずに脆弱性を悪用できる状態にある。この脆弱性はCWE-89に分類され、SQLクエリに対する特殊文字の不適切な無害化処理が原因となっている。
脆弱性はwesley finderによって発見され、既存のSQLクエリに追加のクエリを付加することで攻撃が可能となることが判明した。この問題に対してWordPressプラグインリポジトリでは修正が行われ、ユーザーには最新バージョンへのアップデートが推奨されている。
WPCOM Member 1.7.6の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-2221 |
影響を受けるバージョン | 1.7.6以前 |
CVSSスコア | 7.5 (High) |
脆弱性の種類 | 時間ベースのSQLインジェクション |
攻撃に必要な条件 | 認証不要、特別な権限不要 |
影響 | データベースからの機密情報抽出が可能 |
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SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、Webアプリケーションにおけるセキュリティ上の脆弱性の一種であり、攻撃者が悪意のあるSQLコードを注入して不正にデータベースを操作する手法を指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 入力値の検証や無害化が不十分な場合に発生
- データベースの改ざんや情報漏洩のリスクがある
- 認証バイパスや権限昇格に悪用される可能性がある
WPCOM Memberの脆弱性では、user_phoneパラメータに対する入力値の無害化処理が不十分であることが問題となっている。このような脆弱性は、プリペアドステートメントの使用やエスケープ処理の徹底といった適切な対策を実装することで防ぐことが可能だ。
WPCOM Member脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、多くのWebサイトに影響を及ぼす可能性があるため、早急な対応が必要となる。特にWPCOM Memberの脆弱性は認証不要で攻撃可能であり、攻撃の難易度も低いことから、悪用されるリスクが非常に高い状況にある。
今後はプラグイン開発者によるセキュリティテストの強化や、コードレビューの徹底が求められる。特にデータベース操作を伴う機能については、入力値の検証やSQLクエリの構築方法について、より慎重な実装が必要となるだろう。
また、WordPressコミュニティ全体としても、セキュリティガイドラインの整備や開発者向けの教育コンテンツの充実が望まれる。プラグインのセキュリティ品質を向上させることで、WordPressエコシステム全体の信頼性向上につながると考えられる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-2221, (参照 25-03-25). 1653
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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