【CVE-2025-28864】Builder for Contact Form 7にCSRF脆弱性、WordPress管理者に早急な対応が必要に
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記事の要約
- Builder for Contact Form 7にCSRF脆弱性が発見
- バージョン1.2.2以前が影響を受ける深刻な問題
- CVSSスコア4.3のミディアムリスク評価
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WordPress用プラグインBuilder for Contact Form 7のCSRF脆弱性
セキュリティ企業のPatchstack OÜは2025年3月11日、WordPress用プラグイン「Builder for Contact Form 7 by Webconstruct」にクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は【CVE-2025-28864】として識別されており、バージョン1.2.2以前のすべてのバージョンに影響を及ぼすことが判明している。[1]
この脆弱性は攻撃の複雑さが低く特権レベルも不要であるため、ユーザーの関与があれば容易に悪用される可能性がある。CVSSv3.1による評価では4.3点のミディアムリスクとされており、情報の整合性に対する影響が懸念されている。
この脆弱性の発見者はPatchstack Allianceに所属するNguyen Xuan Chien氏である。CISAによる評価では、この脆弱性の悪用は自動化されておらず、技術的な影響は部分的であると判断されている。
Builder for Contact Form 7の脆弱性情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-28864 |
影響を受けるバージョン | 1.2.2以前のすべてのバージョン |
脆弱性の種類 | クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF) |
CVSSスコア | 4.3(ミディアム) |
発見者 | Nguyen Xuan Chien(Patchstack Alliance) |
公開日 | 2025年3月11日 |
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クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)について
クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)とは、Webアプリケーションに対する攻撃手法の一つで、ユーザーの意図しない操作を強制的に実行させる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 認証済みユーザーの権限を悪用して不正な操作を実行
- ユーザーが気付かないうちに操作が実行される危険性
- 適切な対策を施さないとWebサイトの重要な機能が悪用される可能性
Builder for Contact Form 7における今回のCSRF脆弱性は、攻撃の複雑さが低く特権レベルも不要という特徴を持っている。この脆弱性が悪用された場合、正規ユーザーの権限を使って不正な操作が実行される可能性があり、特にWordPressサイトの管理者は早急な対応が求められる。
Builder for Contact Form 7のCSRF脆弱性に関する考察
この脆弱性の影響範囲は限定的であるものの、WordPressの人気プラグインに存在する脆弱性という点で重要な意味を持っている。特にContact Form 7は多くのWebサイトで利用されているため、この拡張プラグインの脆弱性がサイバー攻撃の標的となる可能性は否定できないだろう。
今後の課題として、プラグイン開発者によるセキュリティ対策の強化が挙げられる。特にCSRF対策はWordPressの基本的なセキュリティ要件であり、プラグイン開発時にはより慎重な実装が求められるだろう。開発者はWordPressのセキュリティガイドラインに従い、適切なトークン検証を実装する必要がある。
長期的な視点では、WordPressエコシステム全体でのセキュリティ意識の向上が重要となる。プラグイン開発者向けのセキュリティトレーニングや、自動化されたセキュリティテストツールの導入など、予防的な対策の充実が望まれる。また、ユーザー側も定期的なアップデートの実施や、不要なプラグインの削除などの基本的なセキュリティ対策を徹底する必要があるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-28864, (参照 25-03-26). 1447
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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