【CVE-2025-28857】WordPress Rankchecker.io Integrationにクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性、格納型XSS攻撃のリスクも
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記事の要約
- WordPress Rankchecker.io Integration 1.0.9以前にCSRFの脆弱性
- 脆弱性を悪用されるとXSSが可能に
- CVSSスコア7.1のハイリスク脆弱性として評価
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【CVE-2025-28857】WordPress Rankchecker.io Integrationの深刻な脆弱性
Patchstack OÜは2025年3月11日、WordPress用プラグイン「Rankchecker.io Integration」のバージョン1.0.9以前に存在するクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性を公開した。この脆弱性を悪用されると、格納型クロスサイトスクリプティング(XSS)攻撃が可能になる深刻な問題が発覚している。[1]
本脆弱性はCVE-2025-28857として識別されており、CVSSv3.1での評価スコアは7.1と高リスクに分類されている。攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低く、特権は不要だが利用者の関与が必要とされ、影響の想定範囲に変更があるとされた。
脆弱性の発見者はPatchstack AllianceのNguyen Thi Huyen Trang氏で、SSVCによる評価では攻撃の自動化レベルはnone、技術的影響はpartialと評価されている。この脆弱性に関する詳細情報はPatchstackのデータベースで公開されており、対策が必要な状況となっている。
脆弱性の詳細情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-28857 |
影響を受けるバージョン | 1.0.9以前 |
CVSSスコア | 7.1 (High) |
脆弱性の種類 | CSRF to Stored XSS |
発見者 | Nguyen Thi Huyen Trang (Patchstack Alliance) |
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クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)について
クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)とは、Webアプリケーションに対する攻撃手法の一つで、ユーザーが意図しないリクエストを強制的に実行させる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 正規ユーザーの権限で不正なリクエストを送信可能
- ユーザーのセッション情報を悪用する攻撃手法
- Webアプリケーションの設定変更や情報漏洩のリスクあり
この脆弱性はWordPress Rankchecker.io Integrationプラグインの場合、CSRFを経由して格納型XSSの攻撃が可能になる特徴を持っている。CVSSスコア7.1という高い深刻度評価からも、早急な対策が求められる状況となっているのが現状だ。
WordPress Rankchecker.io Integrationの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、多くのWebサイトに影響を及ぼす可能性があるため、早急な対応が求められる深刻な問題となっている。特にCSRFからXSSへと繋がる攻撃経路は、ユーザーの意図しない操作を引き起こす可能性があり、情報漏洩やWebサイトの改ざんなど重大な被害につながる危険性が高いだろう。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、プラグイン開発者によるセキュリティテストの強化やコードレビューの徹底が求められる。また、WordPressコミュニティ全体でのセキュリティ意識の向上や、脆弱性情報の共有体制の整備も重要な課題となっていくはずだ。
プラグインユーザーにとっては、定期的なバージョン更新の習慣化や、使用していないプラグインの削除など、基本的なセキュリティ対策の徹底が重要となる。セキュリティ企業やWordPressコミュニティからの情報にも常に注意を払い、迅速な対応を心がけることが求められるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-28857, (参照 25-03-26). 1391
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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