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【CVE-2025-1261】HT Mega – Absolute Addons For Elementor 2.8.2以前にXSS脆弱性、Contributorユーザーからの攻撃に注意

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • HT Mega – Absolute Addons For Elementor 2.8.2以前にXSS脆弱性
  • 認証済みユーザーがCountdownウィジェット経由で攻撃可能
  • CVE-2024-3307の不完全な修正により発生した問題

HT Mega – Absolute Addons For Elementor 2.8.2のXSS脆弱性が発覚

WordPressプラグイン「HT Mega – Absolute Addons For Elementor」において、バージョン2.8.2以前に深刻なDOMベースの格納型クロスサイトスクリプティング脆弱性が発見され、2025年3月8日に公開された。この脆弱性は、プラグインのCountdownウィジェットにおいて、ユーザー入力の検証と出力のエスケープが不十分であることに起因している。[1]

この脆弱性は認証済みユーザー(Contributor以上の権限を持つユーザー)によって悪用される可能性があり、攻撃者は任意のWebスクリプトをページに挿入することが可能となっている。挿入されたスクリプトは、そのページにアクセスした他のユーザーのブラウザ上で実行される危険性がある。

本脆弱性は以前に報告されたCVE-2024-3307への不完全な修正が原因となって発生したものであり、【CVE-2025-1261】として新たに識別されている。脆弱性の深刻度はCVSS v3.1で6.4(中程度)と評価され、ネットワークからのアクセスが可能で攻撃の複雑さは低いとされている。

WordPressプラグインの脆弱性詳細

項目 詳細
影響を受けるバージョン 2.8.2以前のすべてのバージョン
脆弱性の種類 DOMベースの格納型クロスサイトスクリプティング
CVSS評価 6.4(中程度)
必要な権限レベル Contributor以上
発見者 Craig Smith

クロスサイトスクリプティングについて

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにWebページに出力される
  • 挿入されたスクリプトは他のユーザーのブラウザ上で実行される
  • セッションの乗っ取りや情報漏洩などの攻撃に悪用される可能性がある

本事例では、WordPressプラグインのCountdownウィジェットにおいて、ユーザー入力値の検証と出力のエスケープが不十分であることが原因となっている。この種の脆弱性は、入力値の適切なサニタイズ処理と出力時のエスケープ処理を実装することで防ぐことが可能である。

WordPressプラグインの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、特にプラグインの更新管理が適切に行われていない場合に深刻な問題となる可能性が高い。今回の事例では、以前の脆弱性への不完全な修正が新たな脆弱性を生んでおり、セキュリティパッチの品質管理の重要性が改めて浮き彫りとなっている。

今後は、プラグイン開発者によるセキュリティテストの強化や、脆弱性修正時の包括的なコードレビューの実施が不可欠となるだろう。特に、ユーザー入力を扱うコンポーネントについては、入力値の検証と出力のエスケープ処理を徹底的に見直す必要がある。

また、WordPressサイトの管理者は、使用しているプラグインの定期的なアップデートチェックと、不要なプラグインの削除を心がける必要がある。プラグインのセキュリティ管理は、サイト全体のセキュリティレベルに大きな影響を与えるため、より慎重な運用が求められる。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1261, (参照 25-03-26).
  2. 1817

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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