【CVE-2025-2025】GiveWPプラグイン3.22.0以前に認証回避の脆弱性、未認証攻撃者による収益レポートへのアクセスが可能に
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記事の要約
- GiveWPプラグイン3.22.0以前に認証回避の脆弱性
- 未認証の攻撃者が収益レポートにアクセス可能
- 深刻度はMEDIUMでCVSS値は6.5を記録
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GiveWPプラグイン3.22.0以前の認証回避の脆弱性
WordfenceはWordPress用寄付プラグイン「GiveWP」に認証回避の脆弱性が発見されたことを2025年3月15日に公開した。この脆弱性は3.22.0以前のバージョンにおいて、give_reports_earnings関数に適切な認証チェックが実装されていないことに起因しており、未認証の攻撃者が収益レポートの情報を取得できる状態となっている。[1]
本脆弱性はCVE-2025-2025として識別されており、CWEによる脆弱性タイプは認証の欠如(CWE-862)に分類されている。NVDの評価によると攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低く、特権レベルは必要とされているものの利用者の関与は不要とされている。
WordPressプラグインディレクトリでは、この脆弱性に対する修正がすでにコミットされており、プラグインのソースコードも更新されている。修正パッチは/includes/admin/reports/reports.phpのL304周辺に実装されており、give_reports_earnings関数に適切な認証チェックが追加された。
GiveWPプラグインの脆弱性情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-2025 |
影響を受けるバージョン | 3.22.0以前 |
脆弱性の種類 | 認証の欠如(CWE-862) |
CVSS値 | 6.5(MEDIUM) |
公開日 | 2025年3月15日 |
発見者 | Michael Mazzolini |
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認証の欠如について
認証の欠如とは、システムやアプリケーションが特定の機能やリソースにアクセスする際に、適切な認証チェックを実装していない状態を指す。以下のような特徴が挙げられる。
- ユーザーの身元確認が不十分または存在しない
- 権限のない利用者がリソースにアクセス可能
- 機密情報が意図せず外部に流出する可能性がある
GiveWPプラグインの事例では、give_reports_earnings関数に認証チェックが実装されていなかったことにより、未認証の攻撃者が収益レポートという機密性の高い情報にアクセスできる状態となっていた。この種の脆弱性は情報漏洩やプライバシー侵害につながる可能性があり、適切な認証メカニズムの実装が重要である。
GiveWPプラグインの脆弱性に関する考察
GiveWPプラグインの収益レポート機能における認証回避の脆弱性は、寄付管理という機密性の高い情報を扱うプラグインにとって深刻な問題である。特に非営利団体や慈善活動を行う組織にとって、寄付者や収益に関する情報が外部に漏洩することは、信頼性を大きく損なう可能性がある状況だ。
この脆弱性が修正されたことは評価できるが、今後同様の問題が発生することを防ぐためには、開発段階における厳密なセキュリティレビューの実施が不可欠となる。特に認証機能については、すべての機密情報へのアクセスに対して適切な権限チェックを実装する必要があるだろう。
長期的な対策としては、セキュリティテストの自動化やコードレビューのプロセス改善が重要となる。また、プラグインのアップデート通知をより目立つ形で表示するなど、ユーザー側が迅速に対応できる仕組みの整備も検討すべきである。今後はセキュリティ面での品質向上と、ユーザビリティの両立が求められる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-2025, (参照 25-03-29). 1662
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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