【CVE-2025-1451】lollms-webui v13にDoS脆弱性、マルチパート境界値処理の不備で深刻な影響の恐れ
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記事の要約
- lollms-webuiにDoS脆弱性を発見
- ファイルアップロードの境界値処理に問題
- リソース枯渇による深刻なサービス停止の可能性
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lollms-webui v13のDoS脆弱性
2025年3月20日、parisneo/lollms-webui v13において、ファイルアップロード時のマルチパート境界値処理に関する深刻な脆弱性が発見された。この脆弱性は【CVE-2025-1451】として識別されており、攻撃者が過度に長い境界値を持つリクエストを作成することでリソース枯渇を引き起こし、サービス停止につながる可能性がある。[1]
開発チームは以前のコミット483431bbでハイフン文字の追加を制限するパッチを適用したが、対策は不十分であることが判明した。攻撃者は数字やアルファベットなど他の文字を使用して同様の攻撃を実行できるため、サービスの可用性が依然として脅かされている状況だ。
この脆弱性のCVSSスコアは7.5(High)と評価されており、攻撃の実行にユーザー権限や特別な条件が不要なことから、早急な対策が求められている。特に攻撃の自動化が可能であることから、悪用のリスクが高い状態が続いている。
lollms-webui v13の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2025-1451 |
影響を受けるバージョン | v13 |
脆弱性の種類 | CWE-400 (Uncontrolled Resource Consumption) |
CVSSスコア | 7.5 (High) |
公開日 | 2025年3月20日 |
攻撃の複雑さ | Low |
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DoS攻撃について
DoS攻撃とは、Denial of Serviceの略称で、システムやサービスの可用性を妨害する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- システムリソースを過度に消費させる攻撃手法
- 正規ユーザーのサービス利用を妨害する目的で実行
- ネットワークやサーバーの処理能力を超える負荷を与える
lollms-webui v13の脆弱性では、ファイルアップロード時のマルチパート境界値処理の不備を突いてDoS攻撃が可能となっている。攻撃者は過度に長い境界値を含むリクエストを送信することでシステムリソースを枯渇させ、結果としてサービスの停止を引き起こすことができる状態だ。
lollms-webui v13の脆弱性に関する考察
ファイルアップロード機能は多くのWebアプリケーションで実装されている基本的な機能であるが、適切な入力値の検証と制限が重要である。今回の脆弱性では、境界値の長さや文字種の制限が不十分であったため、システムリソースの消費を制御できない状況に陥った。今後は、より包括的な入力値の検証メカニズムの実装が必要だろう。
パッチ適用後も他の文字種を使用した攻撃が可能な状態が続いていることから、セキュリティ対策の検証プロセスにも改善の余地がある。開発チームは脆弱性の根本的な原因に対処するため、マルチパート処理のアーキテクチャ全体を見直し、より堅牢な実装に置き換えることを検討すべきである。
長期的には、ファイルアップロード処理における適切なリソース制限の実装や、異常な入力パターンの検出機能の強化が求められる。また、セキュリティテストの範囲を拡大し、類似の脆弱性が今後発生しないよう、予防的な対策を講じることが重要だろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1451, (参照 25-03-29). 1659
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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