【CVE-2025-1783】Gallery Styles 1.3.4以前のバージョンにXSS脆弱性、Contributor権限で任意のスクリプト実行が可能に
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記事の要約
- Gallery Styles 1.3.4以前のバージョンにXSS脆弱性
- Contributor以上の権限で任意のスクリプト実行が可能
- 入力サニタイズと出力エスケープの不備が原因
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Gallery Stylesプラグイン1.3.4以前のバージョンにXSS脆弱性
WordPressのプラグインGallery Stylesにおいて、バージョン1.3.4以前に格納型クロスサイトスクリプティング脆弱性が発見され、2025年3月8日に情報が公開された。この脆弱性は入力サニタイズと出力エスケープが不十分であることに起因しており、CVSSスコアは6.4のMedium評価となっている。[1]
この脆弱性の深刻な点は、Contributor以上の権限を持つ認証済みユーザーが、ギャラリーブロックを介して任意のWebスクリプトを注入できることにある。注入されたスクリプトは、影響を受けるページにアクセスするたびに実行される可能性があるため、早急な対応が必要とされている。
脆弱性の発見者としてPeter Thaleikisが報告されており、Wordfenceのセキュリティチームによって詳細な分析が行われている。この脆弱性はCWE-79として分類され、Webページ生成時の入力の不適切な無害化に関連する問題として認識されている。
Gallery Styles 1.3.4の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-1783 |
公開日 | 2025年3月8日 |
CVSSスコア | 6.4(Medium) |
影響を受けるバージョン | 1.3.4以前のすべてのバージョン |
脆弱性の種類 | 格納型クロスサイトスクリプティング |
必要な権限 | Contributor以上 |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性の一つで、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに埋め込むことができる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力データが適切にサニタイズされずにWebページに出力される
- 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能
- セッションハイジャックやフィッシング攻撃に悪用される可能性がある
特に格納型XSSは、悪意のあるスクリプトがサーバーのデータベースに永続的に保存される特徴を持つ。Gallery Stylesの脆弱性は、ギャラリーブロックのコンテンツが適切にサニタイズされずにデータベースに保存され、その後のページ表示時に実行される可能性があるという深刻な問題を抱えている。
Gallery Styles脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに大きな影響を及ぼす可能性があるため、早急な対応が求められる。特にGallery Stylesの場合、Contributor権限という比較的取得しやすい権限レベルで攻撃が可能であることから、悪用のリスクが高いと考えられるだろう。
今後の課題として、プラグイン開発者はユーザー入力に対する厳格なバリデーションとサニタイズ処理の実装が必要となる。また、WordPressコミュニティ全体として、セキュアコーディングガイドラインの徹底やコードレビューの強化が求められるだろう。
この脆弱性から学ぶべき教訓として、プラグイン開発におけるセキュリティテストの重要性が挙げられる。特にユーザー入力を扱うコンポーネントについては、OWASP Top 10などのセキュリティガイドラインに基づいた包括的なテストの実施が望まれる。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1783, (参照 25-03-29). 1663
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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