【CVE-2025-2654】SourceCodester AC Repair and Services Systemに重大な脆弱性、SQLインジェクション攻撃が可能に
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記事の要約
- SourceCodester AC Repair and Services System 1.0にSQLインジェクションの脆弱性
- 管理者向けサービス管理機能で重大な脆弱性が発見
- リモートからの攻撃が可能で公開済みの脆弱性
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AC Repair and Services System 1.0の重大な脆弱性
SourceCodester社のAC Repair and Services System 1.0において、管理者向けサービス管理機能に重大な脆弱性が2025年3月23日に発見された。この脆弱性は/admin/services/manage_service.php内の引数IDの操作によってSQLインジェクションが可能となるもので、リモートからの攻撃実行が可能な状態となっている。[1]
この脆弱性はCVE-2025-2654として登録されており、CVSS 4.0のスコアでは6.9(MEDIUM)、CVSS 3.1および3.0では7.3(HIGH)と評価されている。脆弱性のタイプはCWE-89(SQLインジェクション)およびCWE-74(インジェクション)に分類され、攻撃者は特別な権限なしで攻撃を実行できる状態にある。
VulDBのユーザーであるColoradoによって報告されたこの脆弱性は、すでに一般に公開されており悪用される可能性がある状態となっている。CISAによる評価では、この脆弱性は自動化された攻撃が可能であり、システムに部分的な影響を与える可能性があるとされている。
CVE-2025-2654の詳細情報
項目 | 詳細 |
---|---|
影響を受けるバージョン | AC Repair and Services System 1.0 |
脆弱性の種類 | SQLインジェクション、インジェクション |
CVSS 4.0スコア | 6.9(MEDIUM) |
CVSS 3.1/3.0スコア | 7.3(HIGH) |
攻撃の特徴 | リモートからの実行が可能、特権不要 |
公開状況 | 一般に公開済み、エクスプロイト可能 |
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SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのデータベースに対して不正なSQLクエリを挿入・実行する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 入力値の検証が不十分な場合に発生する深刻な脆弱性
- データベースの閲覧、改ざん、削除などが可能になる危険性
- 認証bypass や権限昇格にも悪用される可能性がある
SQL インジェクションは特にWeb アプリケーションにおいて深刻な脅威となっており、CWE-89として分類されている代表的な脆弱性の一つである。SQL インジェクションの対策としては、プリペアドステートメントの使用やエスケープ処理の実装、入力値の厳密な検証などが重要となっている。
AC Repair and Services System脆弱性に関する考察
AC Repair and Services Systemの脆弱性が管理者向け機能で発見されたことは、システム全体のセキュリティに深刻な影響を与える可能性がある。特に管理者権限を持つ機能での脆弱性は、システム全体の制御を奪取される危険性があるため、早急な対応が必要となるだろう。
この脆弱性は自動化された攻撃が可能であることから、発見された脆弱性が悪用される可能性は非常に高いと考えられる。修正パッチの適用やWAFの導入、アクセス制限の強化など、多層的な防御対策を実施することが望ましいだろう。
長期的な対策としては、開発段階でのセキュリティテストの強化やコードレビューの徹底が重要となる。特にSQLインジェクション対策は基本的なセキュリティ要件であり、フレームワークやORMの活用によって、より安全なコード実装を目指すべきである。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-2654, (参照 25-03-29). 1964
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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