TKCがeCA-DRIVERにEY新日本のCWPGとのAPI連携機能を実装、連結決算の監査対応効率化へ前進

PR TIMES より
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記事の要約
- TKCが連結会計システムeCA-DRIVERに監査資料送信機能を搭載
- EY新日本のCWPGとAPI連携で連結決算データを共有可能に
- 監査対応の負荷軽減と効率化を実現
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TKCの連結会計システムeCA-DRIVERがEY新日本とのAPI連携機能を実装
株式会社TKCは連結会計システム「eCA-DRIVER」に「監査資料送信機能」を2025年3月28日に新たに搭載した。この機能によってEY新日本有限責任監査法人の「連結監査調書自動生成ツール(CWPG)」に連結決算データをAPI連携で共有することが可能となり、監査を受ける企業の連結決算にかかる監査対応の負荷を大幅に軽減することが期待される。[1]
これまで監査を受ける企業は、ファイル共有ツールでの連結決算データの共有や、監査法人への連結会計システムの参照権限付与などの対応が必要であった。本機能の搭載により、連結決算に関する54種類の帳表をCWPGへ自動で送信することが可能となり、データ授受にかかる手続きの効率化と安全性の向上が実現された。
TKCとEY新日本は、両社の知見を融合させることで企業の決算および監査対応業務の効率化を目指している。連結会計システムeCA-DRIVERは、子会社のレポーティング・パッケージ収集から連結処理、開示システム連携まで、連結決算に必要な機能を搭載したクラウドシステムとして、企業グループの決算早期化と効率化をワンストップで支援する。
監査資料送信機能の特徴まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
主な機能 | 連結決算データのAPI連携による自動送信 |
対象帳表数 | 54種類 |
主な効果 | データ授受の効率化、監査対応工数の削減 |
データの特徴 | セキュアな環境での一括送信が可能 |
今後の展開 | 両社で機能の拡充を予定 |
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API連携について
API連携とは、異なるソフトウェアやシステム間でデータをやり取りするための標準化された接続方式のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- システム間で自動的にデータを送受信可能
- 手作業による転記やファイル操作が不要
- データの正確性と安全性が向上
eCA-DRIVERとCWPGのAPI連携により、連結決算データの送信が自動化され、監査対応の効率が大幅に向上する。連結会計システムと監査調書自動生成ツールという専門性の高いシステム間でAPI連携を実現することで、企業の決算業務と監査対応の双方でメリットが得られる仕組みとなっている。
eCA-DRIVERの監査資料送信機能に関する考察
API連携による監査資料送信機能の実装は、企業の連結決算業務における大きな進展となる。従来のファイル共有や権限付与による方式と比較して、データ送信の自動化とセキュリティの向上が実現され、監査対応における人的ミスのリスクも大幅に低減されることが期待できるだろう。
今後の課題として、システム障害時のバックアップ体制の整備や、より多様な帳票への対応拡大が考えられる。API連携の仕様変更やセキュリティアップデートへの迅速な対応も重要となるが、TKCとEY新日本の継続的な協力関係により、これらの課題は適切に解決されていくことが期待される。
将来的には、AIやRPAとの連携による更なる自動化や、リアルタイムでの監査対応機能の実装も期待される。連結会計システムと監査調書作成の連携強化は、企業のガバナンス体制の向上にも寄与し、より信頼性の高い財務報告の実現につながるだろう。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「―TKCの連結会計システム「eCA-DRIVER」に新機能を搭載― EY新日本有限責任監査法人の「連結監査調書自動生成ツール(CWPG)」とAPI連携を行う「監査資料送信機能」を新たに搭載しました。 | 株式会社TKCのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000410.000018852.html, (参照 25-03-29). 1531
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