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公開：2025-04-03

追手門学院大学がOIDAIアプリに電子学生証機能を実装、キャンパスライフのデジタル化を加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 追手門学院大学がOIDAIアプリに電子学生証機能を搭載
• QR機能による出席登録やプリンタ利用が可能に
• 学生の体験価値向上を目指したDX推進を実施

追手門学院大学のOIDAIアプリ電子学生証機能の実装

追手門学院大学は学生の体験価値向上を目指し、大学公式アプリ「OIDAIアプリ」の学生QR機能を電子学生証として拡張することを2025年4月から開始する。このアプリは2024年9月から提供を開始しており、在学生の約98%が利用している実績があるため、新機能の展開によって学生生活の利便性が大幅に向上することが見込まれる。^[1]

OIDAIアプリには時間割やお知らせの閲覧、補講・休講情報の通知、タスク管理、施設予約、シラバスの閲覧やLMSとのシングルサインオン連携など、多岐にわたる機能が実装されている。2024年2月にリリースされたバージョン2.0では学生QR機能「OI-PASS」が搭載され、イベント時のチェックインが可能になっており、アジャイル開発による継続的な機能改善が進められている。

新たに追加される電子学生証機能により、従来のカード型学生証に記載されていた項目が統合され、授業の出席登録は教室に掲示されたQRをアプリで読み取る方式に変更される。また図書館用バーコードもアプリに搭載され、入館や図書の貸出、学内のオンデマンドプリンタの利用も可能になるなど、キャンパスライフの様々な場面での活用が期待されている。

OIDAIアプリ機能まとめ

学修管理システム（LMS）について

学修管理システム（LMS）とは、学習の進捗管理やコンテンツの配信を一元的に行うためのプラットフォームのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 学習コンテンツの配信と管理を一元化
• 学習進捗の把握と成績評価の効率化
• 教員と学生のコミュニケーション促進

追手門学院大学のOIDAIアプリではLMSとのシングルサインオン連携が実現されており、学生は一度のログインで両システムを利用することが可能となっている。この統合によって学修環境の利便性が向上し、デジタルを活用した効率的な学習活動の実現に貢献している。

電子学生証システムに関する考察

OIDAIアプリによる電子学生証の導入は、学生の利便性向上とキャンパスのDX推進において重要な意味を持つ取り組みである。特にスマートフォンという学生が常に携帯している端末を活用することで、従来の物理的な学生証の紛失や忘れ物のリスクを軽減し、より効率的なキャンパスライフの実現が期待できるだろう。

一方で、スマートフォンのバッテリー切れやネットワーク接続の問題、システムの安定性などが課題として考えられる。これらの課題に対しては、従来のカード型学生証との併用期間を設けることで、システムの信頼性向上とユーザーの習熟を図ることが重要だ。

今後は電子学生証の機能をさらに拡張し、学内での決済やポイント制度との連携、出席管理システムとの統合など、より包括的なキャンパスDXの実現が望まれる。学生の利便性向上と教育の質的向上の両立を目指し、継続的な機能改善と拡張が期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「スマホが学生証に！OIDAIアプリ電子学生証搭載。学生の体験価値(CX)向上目指しDX推進。出席登録やプリンタ利用まで | 学校法人追手門学院のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000384.000034112.html, (参照 25-04-03).
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