ハードウェア

HARDWARE

公開：2025-04-16

StratasysがPolyJet ToughONE Whiteを発表、3D造形の耐久性と機能性が飛躍的に向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• StratasysがPolyJet ToughONE Whiteを発表
• 耐久性と堅牢性に優れた3D造形材料を提供
• 機能試作から最終製品部品まで用途が拡大

StratasysのPolyJet ToughONE材料が3D造形の可能性を拡大

Stratasys Ltd.は、ハイエンドプラットフォーム向けに新材料「PolyJet ToughONE White」を2025年4月15日に発表した。この新材料は耐久性と堅牢性に優れており、機能試作や最終製品部品の製造に適している上、従来のPolyJet技術の特長である滑らかな表面仕上げや使いやすさも継承している。^[1]

PolyJet ToughONE材料は衝撃耐性と柔軟性が向上しており、穴あけ加工やフライス加工、セルフタップ加工などの後加工にも対応が可能となっている。薄肉構造やスナップフィット、リビングヒンジといった複雑な形状の部品も高い寸法精度と優れた表面品質を維持したまま造形することができるだろう。

新材料の用途は製造用治具や固定具の作成、コンシューマー・エレクトロニクス製品の筐体やブラケット、産業用ロボットのエンドエフェクタなど、多岐にわたっている。自動車やコンシューマー製品、アイウェアなどの分野でも広く活用され、設計の反復回数を削減し開発期間の短縮に貢献することが期待される。

PolyJet ToughONEの特徴まとめ

PolyJet ToughONEの詳細はこちら

エンドエフェクタについて

エンドエフェクタとは、産業用ロボットの先端に取り付けられる作業用の工具や装置のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• ロボットの目的に応じて交換可能な終端装置
• 把持、溶接、塗装など様々な作業に対応
• 高い精度と耐久性が要求される重要部品

PolyJet ToughONE材料を用いることで、エンドエフェクタの試作開発が効率化され、設計の最適化がより迅速に行えるようになる。耐久性と堅牢性を備えた新材料の特性により、実際の使用環境に近い条件での機能検証が可能となり、開発プロセス全体の効率化に貢献することが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「PolyJet ToughONE™の導入により、PolyJet技術を多様な用途向けの機能試作や一部の最終製品部品へと拡大 | 株式会社ストラタシス・ジャパンのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000083.000050375.html, (参照 25-04-16).
3862

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ハードウェア」に関するコラム一覧「ハードウェア」に関するニュース一覧