AI

エーアイ

公開：2025-04-18

小田急電鉄が生成AI搭載のexaBase IRアシスタントを導入、IR業務の効率化と情報開示の質向上を推進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 小田急電鉄がexaBase IRアシスタントを導入開始
• 生成AIを活用してIR業務の効率化を推進
• 100社超の東証上場企業で導入実績あり

DX認定事業者の小田急電鉄がIR業務に生成AIを導入

株式会社Exa Enterprise AIは小田急電鉄株式会社によるexaBase IRアシスタントの導入を2025年4月17日に発表した。小田急電鉄は経営ビジョン「UPDATE 小田急」の実現に向けたDX戦略の一環として、業務特化型の生成AIをIR部門で活用することで付加価値の高い情報開示と対話の実現を目指している。^[1]

exaBase IRアシスタントは2023年10月の製品版提供開始以降、JR東日本や村田製作所、豊田合成、名古屋鉄道など100社を超える東証上場企業での導入実績を持つサービスである。名古屋鉄道による活用事例は生成AI大賞2024においてグランプリを受賞するなど、高い評価を得ている。

IR業務に特化した生成AIサービスとして、機関投資家対応や決算準備、株主総会での活用を中心に、IR部門のみならず総務、法務、経営企画、経理など幅広い部署での利活用が進んでいる。日本企業の開示水準向上を目指し、今後も製品の改善とさらなる機能拡充を推進していく方針だ。

exaBase IRアシスタントの機能まとめ

exaBase IRアシスタントの詳細はこちら

生成AIについて

生成AIとは、機械学習の一種で、既存のデータから新しいコンテンツを自動的に生成する人工知能技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 大量のデータから学習し、人間のような文章や画像を生成
• 特定の業務やタスクに特化した学習による高精度な処理
• 自然言語処理による人間との円滑なコミュニケーション

IR業務において生成AIは、面談記録の作成から質問分析、回答案の生成まで幅広いタスクを効率化する。IRに特化した学習モデルにより、企業固有の情報を含む高品質な文書生成や分析が可能となり、情報開示業務の生産性向上に貢献している。

exaBase IRアシスタントに関する考察

IR業務への生成AI導入は、定型的な文書作成や分析業務の効率化だけでなく、質の高い投資家対話の実現にも寄与する可能性が高い。一方で、企業固有の専門用語や業界特有の表現への対応、生成された文書の正確性の確保など、AIの精度向上が継続的な課題となるだろう。

導入企業の増加に伴い、業界全体での情報開示の標準化や効率化が進むことが期待される。しかし、各企業の独自性や差別化要因を維持しつつ、どのようにAIを活用していくかというバランスの取り方が重要になってくるはずだ。

今後は外部情報との連携強化や新機能の追加により、さらなる活用シーンの拡大が見込まれる。特に株主総会対応や決算関連業務など、時期的な負荷が高い業務での活用価値は高く、IR実務のデジタルトランスフォーメーションを加速させる起爆剤となることが期待できる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「DX認定事業者の小田急電鉄が「exaBase IRアシスタント」を導入 | 株式会社エクサウィザーズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000340.000030192.html, (参照 25-04-18).
2837

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「AI」に関するコラム一覧「AI」に関するニュース一覧