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公開：2025-04-23

サイバーリンクのAI顔認証エンジンFaceMe®がISO 27701認証を取得、プライバシー保護体制の強化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• サイバーリンクのFaceMe®がISO 27701認証を取得
• 個人情報保護とプライバシー管理体制を強化
• 情報セキュリティとプライバシー保護の両立を実現

サイバーリンクのAI顔認証エンジンFaceMe®のISO 27701認証取得

サイバーリンク株式会社は、AI顔認証エンジンFaceMe®がプライバシー情報マネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27701:2019」認証を2025年4月22日に取得したことを発表した。FaceMe®は既にGDPRへの準拠や情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27001」を取得しており、セキュリティ管理体制の強化を継続的に進めている。^[1]

ISO 27701は情報セキュリティに特化したISO 27001の拡張規格として位置づけられており、ユーザーの個人情報保護や各国のプライバシー関連法規への準拠を重視した規格となっている。FaceMe®は今回の認証取得により、プライバシー保護と情報セキュリティの両面における高い基準維持が第三者機関によって認められることとなった。

FaceMe®はディープニューラルネットワークAI技術を活用し、高速かつ高精度な顔認証を実現するエンジンとして開発されている。IoT用エッジデバイスからクラウドまで幅広い環境に対応し、産業用PCやワークステーションだけでなく、一般的なタブレットやスマートフォンでも高性能な運用が可能となっている。

FaceMe®の主な特徴まとめ

FaceMe®の詳細はこちら

プライバシー情報マネジメントシステムについて

プライバシー情報マネジメントシステムとは、組織が個人情報を適切に管理・保護するための体系的な仕組みのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 個人を特定できる情報の適切な管理と保護
• 各国のプライバシー関連法規制への準拠
• 情報セキュリティとプライバシー保護の統合的な実現

ISO 27701は、既存の情報セキュリティマネジメントシステム規格であるISO 27001を拡張する形で策定された国際規格である。組織が個人情報を取り扱う際の具体的な要件を定めており、プライバシー保護に関する国際的な関心の高まりに対応した規格として注目を集めている。

AI顔認証システムのプライバシー保護に関する考察

AI顔認証システムの普及に伴い、個人情報保護の重要性は一層高まっている。FaceMe®のISO 27701取得は、顔認証技術におけるプライバシー保護の新たな基準となる可能性を秘めており、業界全体のセキュリティ基準向上にも寄与するだろう。

今後は顔認証技術の精度向上と個人情報保護の両立が更なる課題となることが予想される。特に各国のプライバシー関連法規制の強化や、新たな脅威への対応が求められる中、国際規格に準拠したマネジメントシステムの重要性は一層増すことになるだろう。

AIの発展とプライバシー保護の調和は、持続可能なデジタル社会の実現に向けた重要な要素となっている。顔認証技術を提供する企業には、技術革新と同時にユーザーの権利を尊重する姿勢が不可欠であり、その両立に向けた取り組みが今後も注目される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「サイバーリンクの AI 顔認証エンジン FaceMe®、プライバシー情報マネジメントシステムの国際規格「ISO 27701」認証を取得、個人情報保護への取り組みを強化 | サイバーリンク株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000308.000005271.html, (参照 25-04-23).
1982

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