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NTTがIOWN APNの新技術を世界初実証、必要な時だけオンデマンドで光パス接続が可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • NTTがIOWN APNのオンデマンド接続技術を世界初実証
  • 必要な時だけタイムリーに大容量・低遅延の光パスを提供
  • 2028年度以降のサービス提供開始を目指す

NTTが新たなIOWN APNのオンデマンド接続技術を実証

日本電信電話株式会社は2025年4月25日、IOWN APNにおいて任意の場所から必要な時だけタイムリーに接続できる基本技術の実証に世界で初めて成功したことを発表した。この技術により、スポーツ中継などで撮影場所が変わる場合でも開通作業なしで映像データを放送局へ送信することが可能になるのだ。[1]

IOWN APNの新たな接続形態として開発された本技術では、プラグ&プレイ機能によって機器を接続するだけで自動的に光パスが設定され、作業者を現地に派遣する必要がなくなった。さらに波長帯変換機能により既存設備を活用した効率的な光パスの提供が実現されている。

NTTは本技術の実用化に向けて2028年度以降のサービス提供開始を目指しており、IOWN Global Forumを通じてOpen APN Functional Architectureへの提案を進めている。大阪・関西万博のNTTパビリオンでは本技術の一部が展示されており、APNの普及展開を積極的に推進しているところだ。

IOWN APNのオンデマンド接続技術まとめ

項目 詳細
主な特徴 任意の場所から必要な時だけオンデマンドで接続可能
実現機能 プラグ&プレイ機能、波長帯変換機能
想定用途 スポーツ中継などの映像リモートプロダクション
提供開始時期 2028年度以降
展示場所 大阪・関西万博NTTパビリオン

光パスについて

光パスとは、大容量・低遅延な光通信経路のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 高速・大容量のデータ伝送が可能
  • 低遅延で安定した通信を実現
  • 消費電力を抑えつつ効率的なデータ転送が可能

光パスはインタラクティブなライブ映像配信サービスや遠隔手術、工場DXなどの実現に不可欠な技術となっている。NTTは2023年3月にAPN IOWN1.0のサービス提供を開始し、日本と台湾間での約3,000kmの低遅延通信実証など、様々な実証実験を展開している。

参考サイト

  1. ^ NTT. 「IOWN APNにおいて、任意の場所から、必要な時だけタイムリーにAPNに接続する基本技術実証に成功 | ニュースリリース | NTT」. https://group.ntt/jp/newsrelease/2025/04/25/250425a.html, (参照 25-04-30).
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