【CVE-2024-11965】PHPGurukul Complaint Management system 1.0に深刻なSQLインジェクションの脆弱性、パスワードリセット機能に要注意
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記事の要約
- PHPGurukul Complaint Management system 1.0にSQLインジェクションの脆弱性
- reset-password.phpのemailパラメータに深刻な脆弱性
- CVE-2024-11965として報告され、CVSSスコアは最大7.3
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PHPGurukul Complaint Management system 1.0の脆弱性を発見
PHPGurukul社のComplaint Management system 1.0において、ユーザーのパスワードリセット機能に重大な脆弱性が2024年11月28日に発見された。この脆弱性は/user/reset-password.phpファイルのemailパラメータに存在するSQLインジェクションの問題であり、CVE-2024-11965として識別されている。[1]
この脆弱性は外部からリモートで攻撃可能であり、特別な認証や特権は不要とされている。CVSSスコアは最新のバージョン4.0で6.9(MEDIUM)、バージョン3.1および3.0で7.3(HIGH)と評価されており、深刻度の高い脆弱性として認識されている。
セキュリティ研究者のAurora0x1氏によって報告されたこの脆弱性は、既に一般に公開されており、悪用される可能性がある状態となっている。この問題はCWE-89(SQLインジェクション)およびCWE-74(インジェクション)に分類され、データベースへの不正アクセスのリスクが指摘されている。
CVE-2024-11965の詳細情報
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2024-11965 |
影響を受けるバージョン | PHPGurukul Complaint Management system 1.0 |
CVSSスコア(v4.0) | 6.9(MEDIUM) |
CVSSスコア(v3.1/3.0) | 7.3(HIGH) |
CWE分類 | CWE-89: SQLインジェクション、CWE-74: インジェクション |
特権要件 | 不要 |
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SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのデータベース操作において、悪意のあるSQLコードを注入される脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザー入力値を適切にサニタイズせずにSQLクエリに組み込んでしまう問題
- データベースの不正な操作や情報漏洩につながる可能性がある
- Web開発における最も一般的かつ危険な脆弱性の一つ
PHPGurukul Complaint Management system 1.0のreset-password.phpにおけるSQLインジェクションの脆弱性は、emailパラメータの処理に問題があることが判明している。この種の脆弱性は、適切な入力値のバリデーションやプリペアドステートメントの使用によって防ぐことが可能だ。
PHPGurukul Complaint Management system 1.0の脆弱性に関する考察
パスワードリセット機能における脆弱性は、ユーザーアカウントの乗っ取りやシステム全体のセキュリティ低下につながる重大な問題となっている。特にSQLインジェクションの脆弱性は、データベース全体へのアクセスを可能にする可能性があり、顧客情報や苦情データの漏洩リスクが懸念されるだろう。
今後は同様の脆弱性を防ぐため、開発段階でのセキュリティレビューの強化が必要不可欠となってくる。特にパスワードリセットなどの重要な認証機能については、OWASPガイドラインに沿った実装やセキュリティテストの実施が推奨されるだろう。
PHPGurukul社には、セキュリティアップデートの迅速な提供とともに、脆弱性の根本的な原因分析と再発防止策の策定が求められる。また、システムを利用している組織には、一時的な対策としてWAFの導入やアクセス制限の強化を検討する必要があるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE-2024-11965 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-11965, (参照 24-12-06).
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