東海労働金庫がPOWER EGGを導入、ノーコード開発による業務効率化とペーパーレス化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

ディサークル株式会社は東海労働金庫におけるPOWER EGGの導入事例を2024年12月10日に公開した。東海労働金庫は以前利用していたグループウェアでの開発困難やコスト負担の課題を抱えており、サポート終了に伴い新たなシステムへの移行を決定していたのだ。^[1]

POWER EGGの導入により、特定業務で使用していた専用データベースのWebデータベース化による大幅なコスト削減を実現している。ノーコード開発機能により効率的な運用が可能となり、グループウェアや汎用申請ワークフローとのスムーズな連携によって業務全体の効率化が図られているのだ。

導入効果として、本部と営業店間における紙やファイルのやり取りがほぼ皆無となり、業務関連や個人申請などの処理が大幅に効率化された。現在では全職員が一丸となってWebデータベースの利活用に取り組み、700本のデータベースを運用するまでに至っている。

項目	詳細
主要機能	汎用申請ワークフロー、Webデータベース、グループウェア
導入実績	国内1,567社（金融110機関含む）、約60万ライセンス
特徴	ノーコード開発可能、業務のデジタル化、テレワーク対応
提供企業	ディサークル株式会社（1999年設立）

ノーコード開発とは、プログラミング言語を使用せずにアプリケーションやシステムを開発できる手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

東海労働金庫のケースでは、ノーコード開発の特性を活かしてWebデータベースの内製化を実現している。従来の外部ベンダー依存から脱却し、職員自身による効率的なシステム開発と運用を可能にしたことで、業務プロセス全体の最適化につながっているのだ。

POWER EGGの導入により実現したノーコード開発は、システム開発の民主化という観点で重要な意味を持っている。従来のように専門的な技術知識を持つ開発者に依存せず、現場の職員が必要に応じて柔軟にシステムを構築・改修できる環境が整備されたことで、業務効率の向上とコスト削減の両立が実現したのだ。

今後の課題として、700本に及ぶデータベースの効率的な管理・運用体制の確立が挙げられる。データベースの増加に伴い、セキュリティ管理や性能最適化などの技術的な課題が顕在化する可能性があるため、運用ガイドラインの整備や定期的な見直しが必要になるだろう。

将来的には、AIやRPAとの連携によるさらなる業務自動化の可能性も期待される。ノーコード開発プラットフォームとしてのPOWER EGGが、デジタルトランスフォーメーションの基盤としてより重要な役割を果たすことになるだろう。

^ PR TIMES. 「東海労働金庫、レガシーシステムからの脱却。ノーコードで内製化できるPOWER EGGにリプレースし、業務効率化を実現 | ディサークル株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000133879.html, (参照 24-12-11).

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