【CVE-2024-12183】DedeCMS 5.7.116にクロスサイトスクリプティングの脆弱性、リモートからの攻撃が可能に
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記事の要約
- DedeCMS 5.7.116にクロスサイトスクリプティングの脆弱性
- carbuyaction.phpのRemoveXSS関数に問題
- リモートからの攻撃が可能で公開済み
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DedeCMS 5.7.116のクロスサイトスクリプティング脆弱性
2024年12月4日、DedeCMSのバージョン5.7.116において、HTTP POSTリクエストハンドラーのcarbuyaction.phpファイルに含まれるRemoveXSS関数にクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見された。VulDBによって公開されたこの脆弱性は【CVE-2024-12183】として識別され、リモートからの攻撃実行が可能な状態となっている。[1]
この脆弱性に対するCVSS(Common Vulnerability Scoring System)スコアは、バージョン4.0で5.3(MEDIUM)、バージョン3.1で3.5(LOW)と評価されている。攻撃には特権レベルが必要とされるものの、攻撃条件の複雑さは低く、ユーザーインターフェースの関与が必要となっているのだ。
この脆弱性は主にクロスサイトスクリプティング(CWE-79)とコードインジェクション(CWE-94)の2つの脆弱性タイプに分類されている。攻撃者は特定の権限を必要とするものの、システムの整合性に影響を与える可能性があり、早急な対応が求められる状況だ。
DedeCMS 5.7.116の脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2024-12183 |
影響を受けるバージョン | DedeCMS 5.7.116 |
脆弱性の種類 | クロスサイトスクリプティング、コードインジェクション |
CVSSスコア(v4.0) | 5.3(MEDIUM) |
対象コンポーネント | HTTP POSTリクエストハンドラー(/plus/carbuyaction.php) |
攻撃の前提条件 | 特権レベルが必要、ユーザーインターフェースの関与が必要 |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティングとは、Webアプリケーションに悪意のあるスクリプトを挿入することで、他のユーザーのブラウザで不正なスクリプトを実行させる攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされていない場合に発生
- セッションの乗っ取りやクッキーの窃取が可能
- Webサイトの表示内容の改ざんやフィッシング詐欺に悪用される
DedeCMS 5.7.116で発見された脆弱性は、RemoveXSS関数の実装に問題があり、特定の条件下でクロスサイトスクリプティング攻撃が可能となる。攻撃が成功した場合、carbuyaction.phpを介してユーザーセッションの乗っ取りやWebサイトコンテンツの改ざんなどの被害が発生する可能性があるのだ。
DedeCMS 5.7.116の脆弱性に関する考察
DedeCMS 5.7.116におけるRemoveXSS関数の脆弱性は、入力値のサニタイズ処理が不十分であることが根本的な原因となっている。この問題に対する解決策として、入力値の厳密なバリデーションチェックの実装やエスケープ処理の強化、さらにはコンテンツセキュリティポリシー(CSP)の適切な設定が有効だろう。
今後はWebアプリケーションのセキュリティ機能を強化するため、定期的なセキュリティ監査の実施やペネトレーションテストの導入が望まれる。特にユーザー入力を処理する関数については、より厳密なセキュリティチェックの実装が必要となるだろう。
また、DedeCMSの開発チームには、セキュリティアップデートの迅速な提供とともに、セキュアコーディングガイドラインの整備が期待される。オープンソースCMSの特性上、コミュニティ全体でのセキュリティ意識の向上と、脆弱性情報の共有体制の構築が重要だ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE-2024-12183 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-12183, (参照 24-12-13).
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