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公開：2024-12-16

AironWorksがICTスタートアップリーグに2年連続採択、AIを活用したサイバーセキュリティ訓練プラットフォームの開発を加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• AironWorksがICTスタートアップリーグ2024年度の採択企業に選出
• AIを活用したサイバーセキュリティ訓練プラットフォームを開発
• イスラエルの開発拠点を活用し世界市場へ展開予定

AironWorksのICTスタートアップリーグ採択と事業展開

AIサイバーセキュリティプラットフォームを提供するAironWorks株式会社は、総務省が主導する『ICTスタートアップリーグ』の2024年度採択企業として2024年12月13日に選出されたことを発表した。AironWorksは2年連続での採択となり、AI技術を活用した革新的なサイバーセキュリティ訓練プラットフォームの開発をさらに推進していくことになった。^[1]

AironWorksが開発するプラットフォームは、ハッカーの攻撃プロセスを高度に再現し実戦的な訓練を可能にするAIシステムを実装している。標的型攻撃やビジネスメール詐欺、ランサムウェアなど人的な脆弱性を狙ったサイバー脅威に対抗するため、ハッカー視点で開発されたAIによって高度な訓練と教育を提供することが可能だ。

イスラエルに開発拠点を構え、サイバーセキュリティの最先端技術と知見を取り入れながら世界市場への展開を目指している。日本発のサイバーセキュリティ技術をグローバルに展開することで、サイバーセキュリティ分野のみならず日本のスタートアップエコシステムの発展に貢献することを目標としているのだ。

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ランサムウェアについて

ランサムウェアとは、コンピュータやデータを人質に取って身代金を要求するマルウェアのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• データの暗号化やシステムのロックにより使用不能にする
• 復旧と引き換えに仮想通貨などでの支払いを要求
• 企業の業務停止や機密情報の流出などの深刻な被害をもたらす

AironWorksのプラットフォームでは、AIを活用してランサムウェア攻撃のシミュレーションを行い、実践的な対処法を学ぶことができる。世界トップレベルのホワイトハッカーとエンジニアの知見を活かし、より実戦的な訓練環境を提供することで組織のセキュリティレベル向上に貢献している。

AironWorksのICTスタートアップリーグ採択に関する考察

AironWorksの2年連続採択は、AI技術を活用したサイバーセキュリティ訓練の重要性が認められた証左といえるだろう。特にイスラエルの最先端技術を取り入れつつ日本発の技術として展開する戦略は、グローバル市場での競争力を高める可能性を秘めている。

一方で、AIを活用したセキュリティ訓練システムの精度向上と、実際の攻撃手法の進化との両立が今後の課題となるかもしれない。そのため、継続的な技術革新とユーザーフィードバックの収集による改善サイクルの確立が重要になってくるだろう。

今後は企業規模や業種に応じたカスタマイズ機能の強化が期待される。グローバル展開を視野に入れた多言語対応やローカライゼーションの充実も、さらなる成長の鍵を握ることになるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「AironWorks、『ICTスタートアップリーグ』2024年度採択企業として研究活動を継続中 | AironWorks株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000097.000087353.html, (参照 24-12-16).
2. 総務省. https://www.soumu.go.jp/

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