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公開：2024-12-20

エプソンが新型デジタル捺染機ML-8000Uを発売、排水量80%削減で環境負荷を大幅に軽減へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• エプソンがデジタル捺染機ML-8000Uを発売
• 排水量を80%削減し環境負荷を大幅に軽減
• 労働環境改善のため静音性を向上

エプソンの新型デジタル捺染機ML-8000Uが環境配慮型プリントを実現

エプソン販売株式会社は環境負荷低減と労働環境改善を目指し、デジタル捺染機Monna Lisaシリーズの新商品として8ヘッド搭載モデルML-8000Uを2024年12月18日にリリースした。新商品では排水構造を変更し洗浄槽内のインク濃度管理を最適化することで従来機と比較して排水量を約80%削減することが可能になった。^[1]

ML-8000Uではベルト乾燥に使用していた送風ブロワーをスポンジローラーに変更することで消費電力を削減し、プリンター動作音を大幅に低減することに成功した。振動が抑えられたことでベルト表面のグルー耐久性も向上し、生地貼り付けの作業効率が格段に改善されている。

ファッション業界全体でサステナブルな取り組みが加速する中、エプソンは長期ビジョン「Epson 25 Renewed」において商業・産業印刷を注力領域と位置付けている。デジタル捺染技術によって環境負荷を軽減しながら高品質な印刷を実現することで、持続可能な衣服生産に貢献するだろう。

ML-8000Uの主な特長まとめ

ML-8000Uの詳細はこちら

デジタル捺染について

デジタル捺染とは布地に直接インクを吹き付けてプリントする技術で、従来のアナログ捺染と比較して以下のような特徴がある。

• 少量多品種生産に対応し材料の無駄を削減
• 製版工程が不要で環境負荷を軽減
• デジタルデータを直接印刷し高品質な仕上がり

デジタル捺染技術は従来のスクリーン捺染と比較して環境負荷を大幅に低減することが可能で、特に水使用量と廃棄物の削減に効果がある。ML-8000Uではさらに排水構造を最適化することで、デジタル捺染の環境性能を一段と高めることに成功している。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「よりサステナブルなデジタル捺染機Monna Lisa『ML-8000U』発売 | エプソン販売株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000678.000033845.html, (参照 24-12-20).

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