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PayPayが神社仏閣でのお賽銭対応を発表、初詣シーズンに向けキャッシュレス化の推進へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • PayPayがお賽銭対応を発表、新年の初詣に向け利便性向上
  • 神社や寺院での参拝時の混雑緩和に貢献
  • 2024年12月末までに全国の主要な神社仏閣に導入予定

PayPayが神社仏閣でのお賽銭対応を発表、キャッシュレス決済の利便性が向上

PayPay株式会社は2024年12月23日、神社や寺院などでのお賽銭に対してキャッシュレス決済サービス「PayPay」が利用可能になることを発表した。PayPayは2024年8月から寄付団体や寄付サービスを運営する企業向けにビジネスアカウントを提供してきたが、今回その対象をお賽銭にまで拡大することで参拝者の利便性向上を図っている。[1]

利用者は敷地内に設置されているQRコードを読み取り、金額を入力して送金ボタンをタップするという3ステップでお賽銭を支払うことができるようになった。本サービスの利用には本人確認(eKYC)の完了が必須となっており、2024年11月時点で3,200万人のユーザーが本人確認を完了している。

神社や寺院などの施設側にとっても、現金の回収や銀行への振り込み業務の負担が軽減され、盗難のリスクも低下するなどのメリットがある。さらに2024年12月末までには、稲毛神社や熊野若王子神社など全国の主要な神社仏閣への導入が予定されている。

PayPayお賽銭対応の導入予定施設まとめ

施設名 所在地 導入状況
稲毛神社 神奈川県川崎市 導入予定
熊野若王子神社 京都府京都市 導入予定
浄土宗 大本山 増上寺 東京都港区 導入済み
総本山 四天王寺 大阪府大阪市 導入予定
大本山 本能寺 京都府京都市 導入予定
天恩山 五百羅漢寺 東京都目黒区 導入予定
PayPayでのお賽銭の利用方法についてはこちら

eKYCについて

eKYCとは「electronic Know Your Customer」の略称で、オンラインで本人確認を行うための電子的な認証システムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • オンラインで完結する本人確認プロセス
  • 身分証明書のデジタル照合による認証
  • 不正利用防止のためのセキュリティ対策

PayPayのお賽銭対応サービスでは、eKYCによる本人確認が完了したユーザーのみが利用可能となっている。2024年11月時点でPayPayのeKYC完了ユーザー数は3,200万人に達しており、多くの参拝者がキャッシュレスでのお賽銭に対応できる環境が整っている。

PayPayのお賽銭対応に関する考察

PayPayのお賽銭対応は、現代のデジタル社会における伝統文化の新たな在り方を示す取り組みとして評価できる。特に新年の初詣や受験時期などの混雑期において、現金を用意する手間が省け、参拝者の利便性が大幅に向上することが期待される。

一方で、高齢者や電子決済に不慣れな参拝者への配慮も必要となってくるだろう。神社仏閣側でのスタッフによるサポート体制の整備や、わかりやすい案内表示の設置などが、スムーズなサービス導入のための課題となる。

今後は地方の中小規模の神社仏閣への展開も視野に入れた取り組みが期待される。PayPayの導入により参拝者の利便性向上と同時に、神社仏閣の運営効率化や防犯面での安全性向上にも寄与することが見込まれるだろう。

参考サイト

  1. ^ PayPay. 「お賽銭などで「PayPay」の利用が可能に | PayPay株式会社」. https://about.paypay.ne.jp/pr/20241223/01/, (参照 24-12-24).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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