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公開：2025-01-10

日本青年会議所が第9回価値デザインコンテストの募集を開始、地域経済循環を高めるビジネスプランを発掘

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 日本JCが第9回価値デザインコンテストを開催
• 地域内経済循環を高めるビジネスを募集
• 最優秀賞に賞金100万円を用意

日本JCの第9回価値デザインコンテスト募集開始

公益社団法人日本青年会議所は地域や社会への影響力を高めるビジネスを発掘するため、2025年1月1日より第9回価値デザインコンテストのエントリーを開始した。価値デザインコンテストは2017年の第1回開催から年々エントリー数が増加しており、2024年には237件のエントリーを記録するなど全国の起業家から注目を集めている。^[1]

価値デザインコンテストではローカルビジネスの活性化を促進するため、地域の資源を活用し地域内経済循環を高めるビジネスプランを重点的に募集している。募集期間は2025年1月1日から3月31日までとなっており、一次審査と二次審査を経て最終審査及び表彰式が2025年7月19日にパシフィコ横浜で開催される予定だ。

応募資格は起業家またはそれに準ずる者で、これから立ち上げる実績のない事業も対象としている。地域の社会課題に取り組み理想の未来に繋がるビジネスを募集しており、世界からリスペクトされる社会を目指す価値デザイン経営の実践を重視している。

第9回価値デザインコンテストの開催概要

価値デザインコンテストの詳細はこちら

価値デザイン経営について

価値デザイン経営とは、新しいビジネスアイデアを通じて社会に価値を創造する経営手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 地域の資源を活用した経済循環の促進
• 社会課題解決型のビジネスモデル構築
• 地域の理想の未来に繋がる価値創造

価値デザインコンテストでは価値デザイン経営の実践を重視しており、地域内経済循環を高めるビジネスプランの募集を行っている。第8回価値デザインコンテストでは、スラム街の女子支援を行うSHIFT80が最優秀ビジネス賞を受賞するなど、社会的インパクトの高いビジネスが評価されている。

第9回価値デザインコンテストに関する考察

価値デザインコンテストのエントリー数は2022年の92件から2024年には237件と右肩上がりの成長を続けており、地域活性化に向けた起業家の関心の高まりが顕著である。特に地域内経済循環を重視するアプローチは、地域の持続可能性を高める効果が期待できるだろう。

今後の課題として、ビジネスプランの実現可能性と社会的インパクトのバランスを適切に評価する基準の確立が挙げられる。応募者の事業経験の有無によって評価基準を調整し、新規参入者にも公平な機会を提供することで、より多様なビジネスアイデアを発掘できるはずだ。

価値デザインコンテストが世界規模のビジネスコンテストJCI CYEへの橋渡しとなることで、地域発のビジネスが国際展開する可能性も広がっている。地域と世界を結ぶプラットフォームとしての役割を強化することで、より大きな社会的インパクトを生み出せるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「地域や社会への影響力を高めるビジネスを発掘！ | 公益社団法人日本青年会議所のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000126503.html, (参照 25-01-10).

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