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モースマイクロが第2世代Wi-Fi HaLowチップMM8108を発表、世界最高クラスの通信性能と低消費電力を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

モースマイクロが第2世代Wi-Fi HaLowチップMM8108を発表、世界最高クラスの通信性能と低消費電力を実現

PR TIMES より


記事の要約

  • モースマイクロが第2世代Wi-Fi HaLowチップMM8108を発表
  • 世界初のサブGHz 256-QAM変調で最大43.33Mbpsを実現
  • MM8108-RD09 USBゲートウェイも同時発表

モースマイクロの第2世代Wi-Fi HaLowチップMM8108が実現する高性能通信

モースマイクロは2024年1月9日、IEEE 802.11ah仕様準拠の第2世代Wi-Fi HaLowチップMM8108の提供を開始したことを発表した。第一世代のMM6108 SoCをベースに開発されたMM8108は、通信距離やスループット、電力効率などの主要性能を大幅に向上させ、次世代Wi-Fi HaLow対応製品の開発コストと時間を削減することが可能になっている。[1]

MM8108は8MHz帯域幅で世界初のサブGHz 256-QAM変調を採用し、最大43.33Mbpsのデータレートを実現することで農業や鉱業、工業、家庭などの幅広い用途に対応することが可能になった。優れた電力効率を持つ26dBmのパワーアンプと低ノイズアンプを統合することで、外付けの表面弾性波フィルターなしでグローバルな規制認証を取得することができる。

さらにモースマイクロは、MM8108-RD09 USBゲートウェイリファレンスデザインも発表している。既存のWi-Fi 4/5/6/6E/7ネットワークインフラをWi-Fi HaLowに対応させるための容易なアップグレードを実現し、完全準拠のWi-Fi HaLowリファレンスデザインとして顧客に提供されることで商用USBゲートウェイの開発を支援する役割を果たすだろう。

MM8108の主要機能まとめ

機能 詳細
変調方式 世界初のサブGHz 256-QAM(MCS9)
最大データレート 43.33Mbps
送信出力 26dBm(電流消費325mA@3.3V)
パッケージサイズ 5 x 5 mm BGA
主なインターフェース USB、SDIO、SPI
セキュリティ機能 WPA3、SAE、GCMP暗号化
モースマイクロの詳細はこちら

256-QAM変調について

256-QAM変調とは、デジタル変調方式の一種で、1シンボルあたり8ビットのデータを伝送できる高度な変調方式のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 高いスペクトル効率による大容量データ伝送が可能
  • 周波数帯域を効率的に使用し通信速度を向上
  • 高度な信号処理技術による安定した通信を実現

MM8108では世界初となるサブGHz帯での256-QAM変調を実現し、最大43.33Mbpsのデータレートを達成している。この技術革新により、Wi-Fi HaLowの通信性能が大幅に向上し、IoTデバイスの長距離通信や低消費電力での高速データ転送が可能になるだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「モースマイクロ、世界最高の速度、最小のサイズ、最も少ない消費電力、および最長の通信距離を実現するWi-Fiチップの一つとなるMM8108を発表 | Morse Micro PTY. LTD.のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000096406.html, (参照 25-01-10).

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