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ローランド ディー.ジー.が新型パウダー3Dプリンターを発表、人工セラミックス採用で高精度な造形を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

ローランド ディー.ジー.が新型パウダー3Dプリンターを発表、人工セラミックス採用で高精度な造形を実現

PR TIMES より


記事の要約

  • ローランド ディー.ジー.がパウダー3Dプリンター2機種を発表
  • 人工セラミックス「BRIGHTORB」を採用し高精度な造形が可能
  • 日本、台湾、ASEANで先行発売を開始

ローランド ディー.ジー.のパウダー3Dプリンターが製造革新をもたらす

ローランド ディー.ジー.株式会社は誰もが手軽に陶製品を製作できるパウダー3Dプリンター「PB-600/PB-400」を2025年1月29日に発表した。人工セラミックス「BRIGHTORB」を採用し焼成後の収縮率が1%以下という高い性能を実現しており、複雑な造形物を高精度かつ滑らかに仕上げることが可能になっている。[1]

PBシリーズはプリントヘッドから噴射する液体の結合剤で専用パウダーを一層ずつ固めながら積み重ねていく方式を採用しており、職人でなければ製作できなかった難しい形状の陶製品や内装オブジェの製作を可能にした。造形エリアはPB-600が最大595×600×250mm、PB-400が最大390×290×200mmに対応している。

3D CADや3D CGソフトウェアで作成した造形物の3Dデータを出力データに変換するスライスソフトウェアを標準付属しており、製品本体に取り付けられたモニター上から直感的な操作が可能だ。本日より日本、台湾、ASEAN地域で先行発売を開始し、その後販売エリアを拡大していく予定となっている。

パウダー3Dプリンター「PB-600/PB-400」の仕様まとめ

項目 詳細
製品名 パウダー3Dプリンター PB-600/PB-400
造形方式 液体結合剤による専用パウダーの積層方式
使用材料 人工セラミックス「BRIGHTORB」
PB-600造形エリア 595(幅)×600(奥行)×250(高さ)mm
PB-400造形エリア 390(幅)×290(奥行)×200(高さ)mm
付属ソフトウェア 3Dデータ変換用スライスソフトウェア

人工セラミックス「BRIGHTORB」について

人工セラミックスとは、天然の原料を人工的に合成・加工して作られた無機材料のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 優れた物理的・化学的特性を持つ高機能材料
  • 形状や性質を用途に応じて制御可能
  • 天然材料と比べて安定した品質を実現

PBシリーズで採用されている「BRIGHTORB」は微細な粒子構造と1%以下という極めて低い焼成後の収縮率を特徴としている。このような特性により、複雑な形状の陶製品や美術工芸品、土器のレプリカまでを高精度に製作することが可能となっており、インテリアデコレーションや建築、アート、美術、工芸などの幅広い分野での活用が期待できる。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「創造を超えるセラミックの表現力。ローランド ディー.ジー.のNew 3Dプリンター登場。 | ローランド ディー.ジー.株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000075.000095799.html, (参照 25-01-30).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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