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DESIGN

公開：2025-01-31

ソニーグループがハグドラムを活用した東京文化会館主催のオンラインコンサートで新たな音楽体験を提供、ろう者・難聴者向けの視覚的な音楽体験を実現へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ソニーグループがハグドラムを活用したオンラインコンサートを提供
• 音を光と振動で感じる打楽器で新たな音楽体験を実現
• ろう者・難聴者向けに視覚的な音楽体験を提供

ソニーがハグドラムを活用した新たな音楽体験を東京文化会館のオンラインコンサートで提供

ソニーグループ株式会社のクリエイティブセンターは、2025年3月4日に東京文化会館主催のオンライン無料コンサートで新たな音楽体験を提供することを発表した。このコンサートは世界陸上・デフリンピックが開催される2025年秋に向けて、誰もが芸術文化に触れることができる共生社会の実現を目指すものだ。^[1]

コンサートではハグドラムを使用したパフォーマンスが行われ、ろう者と聴者がペアになってハグドラムを体験するプログラムを通じて音を視覚化する仕組みについて学ぶことが可能となっている。音楽とテクノロジーの融合により、新たな音楽体験の可能性が広がることだろう。

クリエイティブセンターは障がい者や高齢者などのリードユーザーとの協働によってインクルーシブデザインに取り組んでおり、このイベントを通じて多様なニーズを持つ人々が感動を分かち合えるデザインの在り方について考察を深めていく。本イベントは共生社会の実現に向けた重要な一歩となるだろう。

東京文化会館オンラインコンサートの概要

コンサートの詳細はこちら

ハグドラムについて

ハグドラムとは、叩いた音を光や色、振動で感じることができるソニーグループが開発した革新的な打楽器のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 打面の中心部が低音、縁部が高音を出力し光を放つ設計
• 胴体に2カ所の振動スピーカーを搭載し触覚フィードバックを提供
• 2人1組での協奏が可能で、相手の音を振動で感じられる機能

ハグドラムはソニー・ミュージックエンタテインメントとソニーグループが共同開発した楽器で、世界ゆるミュージック協会や手話エンターテイメント発信団oioiがメンターとして参加している。ろう者と聴者が共に音楽を楽しめる場を創出することで、音楽を通じたインクルーシブな社会の実現に貢献している。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「東京文化会館主催「音楽をみる、映像をきく、オンラインコンサート」に、ソニーグループのデザイン部門が「ハグドラム」を取り入れた新たな音楽体験を提供 | ソニーグループ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000044.000062020.html, (参照 25-01-31).

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