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公開：2025-02-01

日鉄物産がHUPSTEELへNSCarbolex Neutralの販売を開始、シンガポールでのグリーンスチール展開が本格化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 日鉄物産がHUPSTEELへグリーンスチールの販売を開始
• NSCarbolex Neutralによるカーボンニュートラル化を推進
• ESG経営の深化と環境保全への貢献を目指す連携強化

日鉄物産のNSCarbolex Neutral販売開始とHUPSTEELとの取引強化

日鉄物産株式会社は2025年1月30日、シンガポールの大手鋼材問屋HUPSTEEL社に向けて日本製鉄のグリーンスチール「NSCarbolex Neutral」のシームレス鋼管の販売を開始すると発表した。HUPSTEEL社はシンガポール最大級の鋼材問屋であり、日鉄物産とは約50年にわたる取引関係を築いてきた実績がある。^[1]

NSCarbolex Neutralは日本製鉄が開発したマスバランス方式を適用したグリーンスチール製品であり、CO2等の温室効果ガスの排出削減量を組織内でプールし、任意の製品に配分して証書と共に供給する仕組みを採用している。この製品は日本鉄鋼連盟が制定するガイドラインに準拠した環境配慮型の鉄鋼製品だ。

今回の取り組みは両社のESG経営とビジョンの合致により実現したものである。日鉄物産は脱炭素社会への貢献を重要課題として位置づけており、HUPSTEEL社は持続可能な鉄鋼流通のフロントランナーを目指している。日本製鉄グループの中核商社として、カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを強化するものと位置付けられる。

グリーンスチール販売の詳細まとめ

マスバランス方式について

マスバランス方式とは、製品の製造過程におけるCO2等の温室効果ガスの排出削減量を管理・計算する手法のことを指す。以下のような特徴を持つシステムである。

• CO2等の温室効果ガスの排出削減量を組織内でプール管理
• 削減量を任意の製品に配分可能な柔軟な運用システム
• 削減量の証書と共に製品を供給する透明性の高い方式

日本製鉄のNSCarbolex Neutralは、このマスバランス方式を採用することで、製品単位での温室効果ガス削減を可視化し、証書による保証を提供している。これにより、サプライチェーン全体での環境負荷低減の取り組みを促進し、カーボンニュートラル社会の実現に向けた具体的なソリューションを提供することが可能となっている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「シンガポール最大級の鋼管問屋HUPSTEEL社へ日本製鉄のグリーンスチール「NSCarbolex Neutral」の販売を開始 | 日鉄物産株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000096.000039439.html, (参照 25-02-01).

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