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公開：2025-02-11

CBTSが小笠原諸島父島にテストセンターを開設、離島の教育機会格差の解消に向けて前進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 小笠原諸島父島にCBTテストセンターを開設
• 試験受験の移動時間と費用負担を大幅に軽減
• 全国47都道府県300か所以上のテストセンター展開を実現

CBTSが父島に新テストセンターを開設し離島の教育機会を拡大

株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズは、ボニンエアーと協業し、東京都小笠原村父島に新たなテストセンター「B-しっぷ小笠原父島テストセンター」を2024年12月に開設した。CBTSはすでに佐渡島や奄美大島などの離島にテストセンターを展開しており、今回の開設により教育機会のさらなる拡大を実現している。^[1]

小笠原諸島は本土への航空路がなく、週に一度の船便のみが交通手段となっており、片道24時間を要するため、島民が資格・検定試験を受験する際には10泊程度の日程が必要となっていた。新テストセンターの開設により、CBT方式で実施される試験については島内での受験が可能となり、移動時間や費用、精神的負担が大幅に軽減されることとなった。

CBTSは全国47都道府県において300か所以上のテストセンターとパートナー提携を結んでおり、受験者にとってよりアクセスしやすい環境の整備を進めている。今回の父島でのテストセンター開設は、居住地に影響されない教育インフラの普及を目指す取り組みの一環として位置づけられている。

B-しっぷ小笠原父島テストセンターの概要

テストセンターの詳細はこちら

CBTについて

CBTとはComputer Based Testingの略称で、テストセンターに設置されたコンピュータを使用して受験する試験方式のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 試験日時と場所を指定範囲内で柔軟に選択可能
• 紙方式の一斉試験と比較して受験者の利便性が向上
• 全国各地のテストセンターで受験が可能

CBTはテストセンターネットワークを活用することで、地理的な制約を受けることなく資格・検定試験を受験できる環境を実現している。離島地域においても本土と同様の教育機会を提供することで、地域間格差の解消に貢献することが期待されている。

離島のCBTテストセンター開設に関する考察

離島におけるCBTテストセンターの開設は、教育機会の地域間格差を解消する上で重要な意味を持っている。特に小笠原諸島のような交通アクセスが限られた地域において、資格取得や検定試験受験の機会を提供することは、島民のキャリア形成や自己実現に大きく貢献することが期待される。

今後は離島地域特有の通信インフラや天候による影響など、運営面での課題への対応が重要となってくるだろう。CBTテストセンターの安定的な運営のためには、ネットワーク環境の整備や代替手段の確保など、万全の体制を整えることが必要となってくる。

離島地域におけるCBTテストセンターの展開は、教育のデジタルトランスフォーメーションを推進する重要な取り組みとなっている。今後は受験可能な試験の種類を拡充し、より多くの島民が必要な資格や検定を取得できる環境を整備していくことが望まれる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「小笠原諸島・父島にCBTテストセンターが誕生！移動時間・費用の大幅削減により、資格・検定試験の受験が身近に | 株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000062024.html, (参照 25-02-11).

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