アイ・オー・データが高齢者向けテレビ通話専用機「memet」を発表、脱・スマート化で使いやすさを追求
記事の要約
- アイ・オー・データが高齢者向けテレビ通話専用機「memet」を発表
- 拡張機能を省いた「脱・スマート化」で使いやすさを追求
- Makuakeで先行販売を開始し超高齢社会に向けた新提案
アイ・オー・データが高齢者向けテレビ通話専用機「memet」を発表
株式会社アイ・オー・データ機器は2025年2月20日、高齢者とその家族向けのテレビ通話専用機「memet(めめっと)」を発表した。この製品は拡張機能を徹底的に省いて使いこなしのハードルを下げる「脱・スマート化」をコンセプトに掲げており、超高齢社会における新たなコミュニケーション手段として期待されている。[1]
memetは物理ボタンを採用することで操作性を重視し、タッチパネルをあえて採用しないことで高齢者の使いやすさを追求している。通話相手は最大3人まで登録可能で、この制限により特殊詐欺対策としても機能する設計となっているのが特徴だ。
本体にはKDDIのLTE対応SIMが内蔵されており、個別の契約なしで利用が可能となっている。通話先の登録は専用アプリを通じてスマートフォンやタブレットで行い、QRコードを読み込むだけの簡単な設定で利用を開始できる仕組みを採用した。
memeteの料金プランと機能まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
本体価格 | 19,800円 |
ライトプラン | 月額980円(月1時間のテレビ電話) |
プレミアムプラン | 月額1,980円(月8時間のテレビ電話) |
通話可能相手数 | 最大3人まで |
通信方式 | KDDIのLTE回線 |
出荷予定 | 2025年4月上旬 |
脱・スマート化について
脱・スマート化とは、多機能で拡張性の高いスマートデバイスとは異なり、シンプルで誰でも習慣的に使い続けられる機器を目指す開発コンセプトのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 必要最小限の機能に絞り込んだシンプルな設計思想
- 直感的な操作性を重視した物理的なインターフェース
- 初期設定を極力省いた即時利用可能な仕様
この概念は2025年に団塊の世代が全員75歳以上となる社会背景を見据えて生まれた。内閣府の調査によると高齢者の生きがいとして家族や友人とのコミュニケーションが上位に挙がるものの、70歳以上のスマートフォンやタブレット実利用率は半数以下に留まっているという現状を踏まえた開発アプローチだ。
参考サイト
- ^ I-O DATA. 「脱・スマートな未来を目指す!押すだけテレビ電話機『memet(めめっと)』発表~Makuakeにて先行販売開始~ | アイ・オー・データ機器 I-O DATA」. https://www.iodata.jp/news/2025/press/pr003.htm, (参照 25-02-22).
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