ビーブレイクがクラウドERP MA-EYESの出力ファイル暗号化機能を追加、情報漏えい対策を強化
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PR TIMES より
記事の要約
- ビーブレイクがMA-EYESの出力ファイル暗号化機能を追加
- 取引先向け帳票や各種一覧ファイルが暗号化対象
- 帳票種類ごとに暗号化の有無を設定可能
ビーブレイクのクラウドERP MA-EYESが出力ファイルの暗号化に対応
株式会社ビーブレイクシステムズは、クラウドERPシステム「MA-EYES」に出力ファイルの暗号化機能を2025年2月13日に追加したことを発表した。MA-EYESは、プロジェクト管理を中心に企業の業務全般をサポートするクラウドERPシステムであり、業種や導入方法によって複数のシリーズを展開している。[1]
取引先向け帳票や各種一覧ファイルを出力する際に、パスワードによる暗号化が可能となり、情報漏えい対策を強化することが可能になった。対象となるファイルはエクセルやPDF形式の見積書、請求書、プロジェクト一覧、分析レポート、取引先マスタ一覧などのビジネス文書だ。
新機能では帳票の種類ごとにパスワードによる暗号化の有無を設定することができ、企業は内容や用途、頻度などに応じて適切なセキュリティレベルを選択できるようになっている。ビーブレイクシステムズは今後も顧客の要望や法改正に対応し、MA-EYESの標準機能の追加や改修を継続的に行う予定である。
MA-EYESの暗号化機能まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
対象ファイル形式 | エクセル、PDF |
暗号化対象 | 取引先向け帳票、各種一覧ファイル |
設定機能 | 帳票種類ごとに暗号化の有無を設定可能 |
主な対象帳票 | 見積書、請求書、プロジェクト一覧、分析レポート、取引先マスタ一覧 |
クラウドERPについて
クラウドERPとは、企業の基幹業務を統合的に管理するシステムをクラウド環境で提供するサービスのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- インターネット経由でのアクセスによる場所を問わない利用
- 導入コストの削減とスケーラビリティの向上
- 定期的なアップデートによる最新機能の利用
MA-EYESは、プロジェクト管理を中心とした業務全般をサポートするクラウドERPシステムとして、企業の業務効率化と生産性向上に貢献している。システム内に蓄積された様々な業務データを活用し、ユーザーは必要な情報を用途に合わせた形式で出力することが可能だ。
MA-EYESの暗号化機能に関する考察
MA-EYESの出力ファイル暗号化機能の実装により、企業の情報セキュリティ対策が大幅に強化されることが期待できる。特に取引先向けの帳票や各種一覧ファイルには機密性の高い情報が含まれることが多く、暗号化機能の追加は情報漏えいリスクの低減に大きく貢献するだろう。
帳票種類ごとに暗号化の有無を設定できる柔軟性は、企業の業務効率とセキュリティのバランスを取る上で重要な要素となっている。ただし、パスワード管理の運用ルール策定や従業員への教育など、新たな管理負担が発生する可能性もあるため、企業は適切な運用体制の構築を検討する必要があるだろう。
今後は、暗号化機能の拡充に加えて、多要素認証やアクセス権限の細分化など、より高度なセキュリティ機能の実装が期待される。企業のデジタルトランスフォーメーションが進む中、クラウドERPのセキュリティ機能の重要性は一層高まっていくはずだ。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「ビーブレイク、クラウドERP「MA-EYES」の出力ファイルの暗号化を実装 | 株式会社ビーブレイクシステムズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000025.000125248.html, (参照 25-02-14).
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