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公開：2025-02-15

富士通が企業向け生成AI基盤を発表、プライベート領域でのデータ管理と安全な活用を実現へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 富士通が安全な生成AI活用基盤を提供開始へ
• 機密データをプライベート領域で管理可能に
• 2025年度から日本国内でサービス展開予定

富士通がデータの機密性を確保した生成AI基盤を発表

富士通株式会社は2025年2月13日、企業や団体における生成AIの安心安全な活用ニーズに応えるため、データの機密性とクラウドの使いやすさを併せ持つ「Fujitsu クラウドサービス Generative AI Platform」の提供を2025年度から開始すると発表した。同社は日本国内での展開後、順次グローバルにもサービスを拡大していく方針だ。^[1]

本サービスではエフサステクノロジーズの生成AI基盤「Private AI Platform on PRIMERGY」やSuper Micro Computer社のGPUサーバと、AIサービス「Fujitsu Kozuchi」の世界トップレベルの日本語性能を持つ企業向けLLM「Takane」を組み合わせて提供する。さらに他社LLM製品などの順次拡充も予定されている。

企業における生成AIの活用では、企画時のアイデア検討や議事録作成、プログラムコードの自動生成など汎用性の高い業務領域での普及が進む一方で、機密情報や個人情報を取り扱う業務では活用が限定的となっていた。本サービスはこうした課題に対応し、機密性の高い情報の安全な保管と業務活用を実現する。

Fujitsu クラウドサービス Generative AI Platformの機能まとめ

LLMについて

LLMとは「Large Language Model（大規模言語モデル）」の略称で、膨大な量のテキストデータを学習し、人間のような自然な言語処理を実現する AI モデルのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 自然言語処理に特化した大規模な機械学習モデル
• テキスト生成や質問応答などの高度なタスクを実行可能
• 企業の業務効率化や生産性向上に貢献

企業向けLLMでは機密情報や個人情報の取り扱いが重要な課題となっており、富士通の新サービスではプライベート領域でのデータ管理を実現する。これにより企業は安心安全に生成AIを活用でき、さらにGPUリソースの共同利用によってコスト面での課題も解決することが可能となる。

参考サイト

1. ^ FUJITSU. 「機密性の高いデータを安心安全にプライベート領域で管理し、オンデマンドに生成AIを利活用可能な「Fujitsu クラウドサービス Generative AI Platform」を提供 : 富士通」. https://pr.fujitsu.com/jp/news/2025/02/13.html, (参照 25-02-15).

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