ミルトス社がDPI/Dot3DシリーズVer6を発表、GPS連動機能とiOS対応で3Dスキャンの活用範囲が拡大

PR TIMES より
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記事の要約
- DPI/Dot3DシリーズがVer6へバージョンアップを実施
- GPS座標連動機能やクラウド測量機器との連携機能を追加
- iOS版の永久ライセンスに新規対応し製品ラインナップを刷新
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ミルトス社のDPI/Dot3DシリーズVer6でGPS連動を実現
ミルトス株式会社は手持ち端末で3Dスキャンが可能なDPI/Dot3DシリーズのVer6バージョンアップを2025年2月20日に発表した。このバージョンでは本体内蔵GPSと連動した点群スキャン機能やTrimble DA2、Leica FLX 100 Plusなどの他社GNSS測定機との接続機能が追加され、高精度なGPS測量と点群データ取得が可能になっている。[1]
GPS座標をマップ上で表示し各ポイントの移動や座標確認、データ出力が可能になったことで、3Dマークアップ時に地図から同じ場所を指定してNE座標と高さを登録できるようになった。掘削部の領域選択後に深さを指定して体積計算を行う機能や、取得した点群データから2次元作図を行いDXFにて2D図出力を行う機能も新たに実装されている。
製品構成も一新され、従来のDot3D ProがDot3D PRIMEに変更されWindows/Android版に加えてiOS版も対応するようになった。製造業界での大型設備や工場管理の3D化、建築業界での建築物測定、土地家屋測量時の3D点群取得など、幅広い業種での活用が見込まれている。
DPI/Dot3DシリーズVer6の機能まとめ
製品名 | 価格 | 主な特徴 | 対応OS |
---|---|---|---|
Dot3D PRIME | サブスクリプション1年36万円~、永久ライセンス61万円 | GPS連動、GNSS測定機接続、2D図出力 | Windows/Android/iOS |
Dot3D Pro | サブスクリプション1年23.5万円~ | GPS連動、座標確認、データ出力 | iOS専用 |
Dot3D EDIT | サブスクリプション1年4.5万円~ | 編集、測定、簡易解析、出力 | Windows |
DPI-10/X SR | 128万円~ | 本体、タブレット、Dot3D Prime永久ライセンス含む | Windows/Android |
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GNSS測定機について
GNSS測定機とは、全地球航法衛星システムを利用して高精度な位置情報を取得するための測量機器のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- GPS、GLONASS、Galileoなど複数の衛星システムに対応
- センチメートル級の測位精度を実現
- リアルタイムでの位置情報取得が可能
DPI/Dot3DシリーズVer6では、Trimble DA2やLeica FLX 100 Plusなどの高精度GNSS測定機と連携することで、3D点群データに正確な位置情報を付与することが可能になった。これにより測量や建設現場での3Dスキャンデータの活用範囲が大きく広がることが期待されている。
DPI/Dot3DシリーズVer6に関する考察
GPS連動機能の追加により、3Dスキャンデータに正確な位置情報を付与できるようになったことは、測量や建設分野での活用において画期的な進歩となる。特にTrimbleやLeicaなどの業界標準のGNSS測定機との連携は、既存の測量ワークフローとの親和性を高め、導入のハードルを大きく下げることになるだろう。
今後の課題として、GPS衛星の捕捉が困難な屋内環境での位置情報取得精度の向上や、大容量の3D点群データを効率的に処理するためのクラウドサービスとの連携が考えられる。これらの課題に対しては、屋内測位技術の活用や、エッジコンピューティングの導入などが解決策として期待される。
3D点群データの2次元図面出力機能の追加は、従来のCAD作業との連携を強化する重要な一歩となった。今後は機械学習を活用した自動認識機能の追加や、BIMソフトウェアとの直接連携など、さらなる機能拡張による業務効率化が期待される。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「手持ち端末で3Dスキャン、広範囲の3Dスキャン計測が可能なアプリDPI/Dot3Dシリーズ、点群取得時GPS座標連動機能等を追加 | ミルトス 株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000110029.html, (参照 25-02-22).
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