【CVE-2025-1210】code-projects Wazifa System 1.0にSQLインジェクションの脆弱性、リモートからの攻撃が可能に
記事の要約
- code-projects Wazifa System 1.0にSQLインジェクションの脆弱性
- リモートから攻撃可能で深刻度は中程度と評価
- 脆弱性情報は既に一般に公開され悪用の可能性も
code-projects Wazifa System 1.0のSQLインジェクション脆弱性
セキュリティ研究者は2025年2月12日、code-projects Wazifa System 1.0の/controllers/control.phpファイルにSQLインジェクションの脆弱性が存在することを発表した。この脆弱性は【CVE-2025-1210】として識別されており、CVSS 3.1のスコアでは6.3(深刻度:中)と評価されている。[1]
この脆弱性は攻撃者がリモートから悪用可能であり、攻撃の複雑さは低いと評価されている。攻撃には一定の特権が必要とされるものの、ユーザーの操作は不要とされており、機密性や整合性、可用性に対して限定的な影響を及ぼす可能性がある。
特に懸念されるのは、この脆弱性に関する情報が既に一般に公開されており、実際の攻撃に悪用される可能性が指摘されている点だ。影響を受けるバージョンはWazifa System 1.0であり、早急なセキュリティ対策が求められる状況となっている。
code-projects Wazifa System 1.0の脆弱性情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-1210 |
公開日 | 2025年2月12日 |
影響を受けるバージョン | Wazifa System 1.0 |
脆弱性の種類 | SQLインジェクション(CWE-89) |
CVSSスコア(v3.1) | 6.3(中) |
攻撃条件 | リモートから実行可能、攻撃の複雑さは低い |
SQLインジェクションについて
SQLインジェクションとは、Webアプリケーションのデータベースに対して不正なSQLコマンドを挿入・実行する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 入力値の検証が不十分な場合に発生する脆弱性
- データベースの改ざんや情報漏洩につながる可能性がある
- 適切なエスケープ処理やパラメータ化クエリで防止可能
今回発見されたcode-projects Wazifa System 1.0の脆弱性は、/controllers/control.phpファイル内でSQLクエリの処理が適切に行われていないことが原因とされている。CVSSスコアは6.3と中程度の評価だが、既に攻撃コードが公開されており、早急な対策が必要とされる状況だ。
Wazifa System 1.0の脆弱性に関する考察
code-projects Wazifa System 1.0の脆弱性が発見されたことで、オープンソースプロジェクトにおけるセキュリティ品質の重要性が改めて浮き彫りとなった。特にSQLインジェクションのような基本的な脆弱性が混入していた点は、開発プロセスにおけるセキュリティレビューの不足を示唆している。今後は、コードレビューやセキュリティテストの強化が求められるだろう。
一方で、この脆弱性情報が速やかに公開され、CVE番号が割り当てられたことは、脆弱性管理の観点からは評価できる点である。しかし、攻撃コードも同時に公開されていることから、修正パッチの提供と適用を迅速に行う必要がある。セキュリティアップデートの配布体制の整備も今後の課題となるだろう。
今後は、開発初期段階からのセキュアコーディングの徹底や、定期的なセキュリティ監査の実施が重要となる。特にデータベース操作を行うコードについては、プリペアドステートメントの使用やバリデーションの強化など、より堅牢な実装を心がける必要があるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1210, (参照 25-02-22).
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