会津本郷焼事業協同組合が産地ブランドHONGOWAREを開始、伝統技術と現代デザインの融合で新たな展開へ

text: XEXEQ編集部
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PR TIMES より

記事の要約

会津本郷焼事業協同組合は、伝統420年を誇る東北最古の焼物「会津本郷焼」の新プロジェクト「HONGOWARE」を2025年2月19日に公開した。会津本郷焼の多様な特徴を表現する新ブランドとして、組合所属窯元の統一デザインによるマグカップを第1弾商品として展開することになったのだ。^[1]

会津本郷焼は陶器と磁器の両方の原料が産地で発見されたことにより、全国でも珍しい両方の焼物を製造できる産地として知られている。現存する12の窯元がそれぞれの個性を活かした作品を制作しており、同じ産地の焼物として認識されにくいという課題を抱えていたのだ。

HONGOWAREの開発にあたっては、陶磁器デザイナーの阿部薫太郎氏が監修を務めることになった。各窯元の様々な素材や技法に対応できる形状の開発に細心の注意を払い、現代のトレンドを取り入れた商品設計を行っている。

伝統的工芸品とは、伝統的な技術や技法を用いて製造される工芸品のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

会津本郷焼は平成5年に通商産業省から伝統的工芸品産地として指定を受けており、陶器と磁器の両方で認定されている。文禄二年から続く伝統的な製造技法と、地域で発見された原材料を活用した製品作りが評価されているのだ。

会津本郷焼がHONGOWAREブランドを立ち上げたことは、伝統工芸品の現代化という観点で重要な意味を持っている。統一デザインの中で各窯元の特徴を表現するという試みは、産地のアイデンティティを保ちながら、現代のライフスタイルに合わせた商品展開を可能にするものだ。

しかし、価格帯が3,300円から9,900円と幅広く設定されていることで、消費者の選択に迷いが生じる可能性がある。各窯元の特徴や価格差の根拠を明確に伝えることで、商品の価値をより効果的に訴求できるだろう。

今後は、マグカップ以外の商品ラインナップの拡充が期待される。食卓を彩るという目標に向けて、プレートやボウルなど、様々な用途に対応した商品開発を進めることで、ブランドの認知度向上につながるはずだ。

^ PR TIMES. 「伝統420年東北最古の焼物「会津本郷焼」統一デザインの産地ブランド「HONGOWARE」をスタート | 会津本郷焼事業協同組合のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000157431.html, (参照 25-02-20).

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