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公開：2025-03-03

メルカリが経営戦略を語るS venture Lab.第38回を開催、M&A戦略とビジネス開発の今後を解説

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ストライクがS venture Lab.第38回カンファレンスを3月19日に開催
• メルカリの経営戦略室牟田氏がM&A戦略について講演
• 現地とオンラインのハイブリッド形式で実施予定

メルカリのM&A活用による成長戦略とビジネス開発の展開

株式会社ストライクは、スタートアップと事業会社の提携促進を目的としたイベント「S venture Lab.」を2025年3月19日にTokyo Venture Capital Hubで開催することを発表した。同イベントでは株式会社メルカリ経営戦略室の牟田吉昌氏が登壇し、同社のビジネス開発からM&A戦略への転換について講演を行う予定だ。^[1]

メルカリは創業以来、人事システムやスマホ決済サービス「メルペイ」の内製化に注力してきたが、2020年には子会社メルペイを通じてOrigamiを譲受するなど、M&Aを活用した成長戦略へと方針を転換している。自社開発能力とM&Aによる外部リソースの活用を両輪とした戦略の詳細が明らかになるだろう。

イベントは18時30分から20時30分までの2時間で、第1部のトークセッション、第2部のスタートアップ各社によるピッチ、第3部の名刺交換会という構成で実施される。現地参加とオンライン参加のハイブリッド形式で開催され、名刺交換会は現地参加者のみが参加可能となっている。

S venture Lab.第38回カンファレンス開催概要

M&Aについて

M&Aとは「Mergers and Acquisitions（合併と買収）」の略称で、企業の事業拡大や成長戦略を実現するための重要な手段として位置づけられている。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 既存の事業基盤や技術を素早く獲得可能
• 新規市場への迅速な参入機会の創出
• シナジー効果による企業価値の向上

メルカリの事例では、2020年にOrigamiを譲受することで決済事業の強化を図っている。この動きは、内製開発とM&Aを組み合わせた成長戦略の一環として位置づけられ、両社の強みを活かしたサービス展開が期待されている。

メルカリのM&A戦略に関する考察

メルカリが内製化からM&A活用へと戦略を転換したことは、成長スピードの加速という観点で重要な意味を持っている。特にフィンテック分野では技術革新が急速に進んでおり、自社開発だけでなく外部のリソースを効果的に活用することで、市場変化への対応力を高められる可能性が高いだろう。

今後はテクノロジー分野だけでなく、物流や決済、ECプラットフォームなど多岐にわたる分野でのM&A機会が増加すると予想される。一方で、企業文化の違いや統合後のマネジメントなど、M&A特有の課題への対応も重要になってくるはずだ。

さらに、スタートアップ企業との協業においては、双方の強みを活かした新規事業開発や既存サービスの進化が期待される。メルカリには、テクノロジーとビジネスの両面で革新を続けながら、持続的な企業価値の向上を実現してほしい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「メルカリが語る、ビジネス開発の今後とM&A戦略の描き方 | 株式会社ストライクのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000226.000034249.html, (参照 25-03-03).

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