消費者庁が通販サイトのPayPay返金詐欺に警鐘、HKR市場店など4サイトの名称を公表し注意喚起を実施
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記事の要約
- 通販サイトで商品注文後のPayPay返金詐欺に注意喚起
- 返金手続きを装って逆に送金させる手口が確認
- LINEでの画面共有要求に要注意
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消費者庁が通販サイトでの返金詐欺に関する注意喚起を実施
消費者庁は2月28日、全国の消費者センターに寄せられている通販サイトでの返金詐欺に関する注意喚起を公開した。HKR市場店などの通販サイトで商品を注文したユーザーが欠品を理由にPayPayでの返金手続きを求められ、逆に送金させられるという被害が報告されている。[1]
被害者は商品注文後に欠品を理由とする返金の連絡を受け、LINE上での友だち追加と返金手続きを要求される状況に遭遇している。PayPayでの返金手続きと称して画面共有機能を使用し、複数回の数字入力を求められた結果、意図せず1万円超の送金処理が行われる手口が確認された。
消費者庁の調査により、サイトに記載された販売業者情報は全て虚偽であることが判明している。支払方法は銀行振込みまたはプリペイド型電子マネーに限定され、銀行振込みの場合は個人名義の口座が指定されるなど、不審な特徴が確認されている。
返金詐欺の手口まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
対象サイト名 | HKR市場店、online store、Suzanne、Typography |
商品特徴 | フィギュア等のニッチ商品、中古スポーツ用品、大幅値引き高級品 |
支払方法 | 銀行振込(個人名義)またはプリペイド型電子マネー |
詐欺の手順 | 商品注文→欠品連絡→LINE友だち追加→画面共有→不正送金 |
被害額 | 1万円超から百万円超 |
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LINE画面共有機能について
LINE画面共有機能とは、スムーズなコミュニケーションを目的として画面を共有し、動画や写真を一緒に楽しむための機能のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 通話中の相手とリアルタイムで画面を共有可能
- 写真や動画の同時視聴に活用できる
- 遠隔でのコミュニケーションツールとして機能
悪意のある事業者は、返金手続きと称してLINE画面共有機能を悪用し、PayPayなどの決済アプリの操作を遠隔で指示することで不正送金を実行している。被害者の中には、PayPayを日常的に利用している消費者も含まれており、慣れない返金方法への不安を抱えながらも指示に従ってしまう事例が報告されている。
参考サイト
- ^ 消費者庁. 「通信販売サイトの返金手続を装い、〇〇ペイといったコード決済サービスを利用して、返金ではなく逆に送金させる事業者に関する注意喚起」. https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_policy_cms103_250228_01.pdf, (参照 25-03-04).
- 消費者庁. https://www.caa.go.jp/
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