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公開：2025-03-05

日立製作所が生成AI活用の脆弱性分析サービスを開始、製品セキュリティの強化とPSIRTソリューションの拡充へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 日立が生成AIを活用した脆弱性分析サービスを発表
• 脆弱性の調査時間を約45%削減し効率化を実現
• PSIRTソリューションを強化し製品セキュリティを向上

日立製作所が生成AIを活用した脆弱性分析サービスを開始

日立製作所は2025年3月5日より、IoT製品・システムの脆弱性対処に必要なセキュリティの知見を補う生成AIを活用した脆弱性分析サービスの販売を開始した。本サービスは、サイバーレジリエンス法への対応を背景に、製品セキュリティの強化やPSIRTの設置・取り組みを検討している製造業の顧客を中心に提供されることになる。^[1]

生成AIを活用して脆弱性情報を解析し、製品が脆弱性の影響を受ける条件だけをチェックリストとして提供することで、製品の設計書やソースコードから脆弱性の影響を調査するために必要な知見を補完することが可能となった。これにより従来時間がかかっていた人手による脆弱性の影響を受ける条件の整理が不要となり、調査にかかる時間を約45%削減できる。

日立製作所は本サービスによって顧客の製品セキュリティの知見・人財不足の課題へアプローチし、製造業各社へのPSIRT運用プラットフォームの展開を加速していく方針だ。また製造業の顧客のセキュリティに関する様々な課題解決に向けて、IT×OT×プロダクトの知見や実績を活かしたコンサルティングやSIなど、幅広いサービスも提供していく。

脆弱性分析サービスの特長まとめ

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PSIRTについて

PSIRTとはProduct Security Incident Response Teamの略称で、製品セキュリティの対応組織を指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 製品ライフサイクル全体でのセキュリティリスク管理
• 製品インシデント発生時の被害・影響の最小化
• 開発から製造、アフターサービスまでの一貫した対応

近年のIoT製品を狙ったサイバー攻撃の増加や関連法規の整備により、製造業各社は自社製品やサービスに含まれる脆弱性への迅速かつ確実な対処が求められている。PSIRTは組織全体での製品セキュリティ対応を統括し、効果的な脆弱性管理と迅速なインシデント対応を実現する重要な役割を担っている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「IoT製品・システムの脆弱性対処に必要なセキュリティの知見を補う、生成AIを活用した「脆弱性分析サービス」を販売開始し、PSIRTソリューションを強化 | 株式会社 日立製作所のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000440.000067590.html, (参照 25-03-05).

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