IIJが端末内分離型セキュリティソリューションを発表、ソリトンシステムズと共同でマルウェア対策を強化
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記事の要約
- IIJがセキュア端末分離ソリューションを提供開始
- ソリトンシステムズと共同開発した分離型セキュリティ対策
- 端末内の隔離環境でアプリケーションやWeb利用が可能に
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IIJが新たな端末分離型セキュリティソリューションを発表
株式会社インターネットイニシアティブは2025年3月12日、Webブラウザや業務アプリケーションの実行環境を端末内で分離してセキュリティを強化する新ソリューション「IIJセキュア端末分離ソリューション with Soliton」の提供を開始すると発表した。株式会社ソリトンシステムズの端末内分離技術を基盤として両社が共同開発を行い、高度なセキュリティ機能を実現している。[1]
このソリューションでは端末内に設けた隔離領域から業務アプリケーションを利用する「セキュアワークスペース/Type W」と専用ブラウザでWebアクセスを行う「セキュアブラウザ/Type B」の2つのメニューを提供することで、マルウェア侵入のリスクを低減している。専用ゲートウェイなどの設備をワンストップで提供することにより、利用企業は端末へのアプリケーションインストールだけでセキュアな環境を構築できるようになった。
IIJプライベートバックボーンサービスを経由して接続することで個別の閉域ネットワーク構築が不要となり、IIJの各種セキュリティサービスやクラウドサービスと柔軟な組み合わせが可能になっている。近年増加する標的型攻撃やランサムウェアへの対策として、コストを抑えながら高度なセキュリティを実現する新たな選択肢となるだろう。
IIJセキュア端末分離ソリューションの機能まとめ
セキュアワークスペース/Type W | セキュアブラウザ/Type B | |
---|---|---|
主な機能 | 業務アプリケーション実行環境の分離 | Webアクセス専用ブラウザ提供 |
セキュリティ特徴 | ファイル自動消去、データコピー制御 | 不正通信遮断、マルウェア対策 |
利用環境 | 端末内隔離領域 | 専用ブラウザ |
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端末内分離について
端末内分離とは、1台の端末内に安全な実行環境を別途設けることで、通常の業務環境とセキュリティ上重要な処理を分離する技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 端末内に独立した安全な実行環境を構築可能
- マルウェア感染時の影響を最小限に抑制
- 既存端末を活用したコスト効率の高いセキュリティ対策
端末内分離技術は従来の仮想デスクトップサービスと比較してコストを抑えながら高いセキュリティを実現できる特徴がある。IIJセキュア端末分離ソリューション with Solitonでは、この技術を活用することで運用負荷を軽減しながら操作性を損なわないセキュアな業務環境を提供することが可能となっている。
参考サイト
- ^ インターネットイニシアティブ. 「「IIJセキュア端末分離ソリューション with Soliton」を提供開始 | IIJについて | IIJ」. https://www.iij.ad.jp/news/pressrelease/2025/0312.html, (参照 25-03-15).
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