公開:

【CVE-2025-28867】WordPressプラグインFrontpage category filterにCSRF脆弱性、バージョン1.0.2以前に影響

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • WordPress用プラグインFrontpage category filterにCSRF脆弱性
  • バージョン1.0.2以前の全バージョンが影響を受ける
  • CVSSスコア4.3のミディアムレベルの深刻度

Frontpage category filterのCSRF脆弱性の発見

WordPressプラグイン開発元のstesvisは、Frontpage category filterプラグインにクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性が発見されたことを2025年3月11日に公開した。この脆弱性は【CVE-2025-28867】として識別されており、バージョン1.0.2以前の全バージョンが影響を受けることが明らかになっている。[1]

Patchstack社の調査によると、この脆弱性のCVSSスコアは4.3でミディアムレベルの深刻度と評価されている。攻撃者はネットワークを介してアクセス可能であり、攻撃の複雑さは低いとされているが、ユーザーの操作が必要となるため、即座に悪用される可能性は比較的低いと判断されている。

この脆弱性は、Patchstack Allianceのメンバーであるグエン・スアン・チエン氏によって発見された。CSRFは認証済みユーザーの権限を悪用して不正な操作を実行できる可能性があり、情報の改ざんなどのリスクが指摘されている。

Frontpage category filterの脆弱性詳細

項目 詳細
CVE番号 CVE-2025-28867
影響を受けるバージョン 1.0.2以前の全バージョン
脆弱性の種類 クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)
CVSSスコア 4.3(ミディアム)
発見者 Nguyen Xuan Chien(Patchstack Alliance)

クロスサイトリクエストフォージェリについて

クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)とは、Webアプリケーションに対する攻撃手法の一つで、ユーザーの意図しない操作を強制的に実行させる脆弱性のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 正規ユーザーの認証情報を悪用して不正な操作を実行
  • ユーザーの知らないうちに重要な処理が実行される可能性
  • 適切な対策を施さないと情報漏洩や改ざんのリスクが発生

Frontpage category filterの脆弱性は、CVSS3.1のベクトル文字列によるとネットワークから攻撃可能で攻撃の複雑さは低いとされている。しかし攻撃成功には必ずユーザーの操作が必要となるため、情報の完全性への影響は限定的であると評価されている。

WordPress用プラグインの脆弱性に関する考察

WordPressプラグインの脆弱性は、サイト運営者にとって深刻な問題となる可能性が高く、特にCSRFのような認証バイパスの脆弱性は慎重な対応が必要となる。プラグイン開発者は脆弱性対策として、適切なCSRFトークンの実装やユーザー入力の検証強化など、セキュリティ面での改善を継続的に行う必要があるだろう。

今後はWordPressコミュニティ全体でセキュリティ意識を高め、脆弱性診断やコードレビューの強化が求められる。特に人気の高いプラグインは攻撃者の標的になりやすいため、開発者はセキュリティベストプラクティスの遵守を徹底する必要があるだろう。

また、プラグインのセキュリティ管理を効率化するためのツールやフレームワークの整備も重要な課題となる。WordPressのエコシステム全体でセキュリティ対策の標準化を進め、脆弱性の早期発見と迅速な対応が可能な体制を構築することが望まれる。

参考サイト

  1. ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-28867, (参照 25-03-25).
  2. 1364

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「セキュリティ」に関するコラム一覧「セキュリティ」に関するニュース一覧
アーカイブ一覧
セキュリティに関する人気タグ
セキュリティに関するカテゴリ
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。