【CVE-2025-1527】ShopLentorプラグインにXSS脆弱性、Flash Sale機能での危険性が判明
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記事の要約
- ShopLentorプラグインにXSS脆弱性が発見
- 認証済みユーザーによる悪意のあるスクリプト挿入が可能
- バージョン3.1.0以前の全バージョンが影響を受ける
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ShopLentor 3.1.0以前のバージョンにXSS脆弱性
WordPressのプラグイン「ShopLentor - WooCommerce Builder for Elementor & Gutenberg +20 Modules - All in One Solution」において重大な脆弱性が2025年3月12日に報告された。この脆弱性は【CVE-2025-1527】として識別されており、Flash Sale Countdownモジュールにおいて、不適切な入力サニタイズとアウトプットエスケープに起因する格納型DOM-Based XSSの問題が確認されている。[1]
この脆弱性は、バージョン3.1.0以前の全てのバージョンに影響を及ぼすことが判明しており、CVSSスコアは6.4(深刻度:中)と評価されている。認証済みの攻撃者(投稿者以上の権限を持つユーザー)が任意のWebスクリプトを注入でき、ページにアクセスしたユーザーの環境でそのスクリプトが実行される可能性があるのだ。
脆弱性の発見者はCraig Smith氏であり、Wordfenceのセキュリティチームによって詳細な分析が行われた。この脆弱性は特にECサイトを運営する事業者にとって深刻な問題となる可能性があり、早急なアップデートが推奨されている。
脆弱性の詳細情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-1527 |
影響を受けるバージョン | 3.1.0以前の全バージョン |
脆弱性のタイプ | 格納型DOM-Based XSS |
CVSSスコア | 6.4(Medium) |
影響を受けるモジュール | Flash Sale Countdown |
必要な権限レベル | 投稿者以上 |
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クロスサイトスクリプティング(XSS)について
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性を悪用して、サイト閲覧者のブラウザ上で不正なスクリプトを実行させる攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにHTMLに出力される
- 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能になる
- セッション情報の窃取やフィッシング詐欺などに悪用される
今回発見されたShopLentorの脆弱性は、特にDOM-Based XSSと呼ばれる種類に分類される。DOM-Based XSSは、クライアントサイドのJavaScriptによってHTMLが動的に変更される際に発生する脆弱性であり、攻撃者がユーザーの権限で実行可能な任意のJavaScriptコードを注入することが可能となる。
ShopLentorの脆弱性に関する考察
ShopLentorの脆弱性は、ECサイトの運営に直接影響を与える可能性がある重大な問題として認識する必要がある。特にFlash Sale機能は商品の販売促進に重要な役割を果たすため、この脆弱性を放置することは顧客データの漏洩やサイトの改ざんなど、深刻な被害につながる可能性が高いだろう。
今後の対策として、開発者側には入力値の厳格なバリデーションとエスケープ処理の実装が求められる。同時にWordPressプラグインのセキュリティ監査をより強化し、特に認証済みユーザーによる攻撃のリスクを最小限に抑える仕組みの構築が必要だ。
また、このような脆弱性の発見は、オープンソースコミュニティの健全性を示す良い例となっている。セキュリティ研究者による脆弱性の報告と、開発者による迅速な対応の継続的なサイクルを確立することが、プラグインエコシステム全体の安全性向上につながるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-1527, (参照 25-03-26). 1994
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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