【CVE-2025-2699】GetmeUK ContentTools 1.6.16までのバージョンにXSS脆弱性が発見、ベンダーの対応待ち状態が継続
スポンサーリンク
記事の要約
- GetmeUK ContentToolsの画像関連機能にXSSの脆弱性が発見
- バージョン1.6.0から1.6.16までが影響を受ける深刻な問題
- ベンダーに報告されたが対応がない状態が継続
スポンサーリンク
GetmeUK ContentTools 1.6.16までのXSS脆弱性問題
GetmeUK社が開発するContentToolsに深刻な脆弱性が2025年3月24日に報告された。この脆弱性は画像ハンドラーコンポーネントのonload引数の処理に関連しており、クロスサイトスクリプティング攻撃を引き起こす可能性があることが判明している。この問題はバージョン1.6.0から1.6.16までのすべてのバージョンに影響を及ぼすことが確認された。[1]
この脆弱性はリモートから攻撃可能であり、既に攻撃手法が公開されている状態となっている。CVSSスコアは最新のバージョン4.0で5.1(MEDIUM)と評価され、攻撃の影響範囲は限定的ながらも、攻撃条件の複雑さは低いとされている。ベンダーには早期に報告がなされたものの、現時点で何の対応も行われていない状況が続いている。
本脆弱性は技術的には複数の脆弱性タイプに分類されており、CWEではクロスサイトスクリプティング(CWE-79)とコードインジェクション(CWE-94)の両方が該当している。攻撃者は認証を必要とするものの、ユーザーインターフェースを介した操作により、情報の整合性に影響を与える可能性があることが指摘されている。
GetmeUK ContentTools 1.6.16の脆弱性情報まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-2699 |
影響を受けるバージョン | 1.6.0から1.6.16まで |
脆弱性の種類 | クロスサイトスクリプティング、コードインジェクション |
CVSSスコア(v4.0) | 5.1(MEDIUM) |
攻撃条件 | リモートから実行可能、認証必要、攻撃手法は公開済み |
スポンサーリンク
クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性を利用して、悪意のあるスクリプトを注入する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにWebページに出力される問題を悪用
- 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行し、ユーザーの情報を窃取する可能性
- セッションハイジャックやフィッシング詐欺などの二次攻撃に発展するリスク
GetmeUK ContentToolsで発見された脆弱性は、画像ハンドラーコンポーネントのonload引数を介してXSS攻撃が可能となる深刻な問題である。この種の脆弱性は適切な入力値のバリデーションとエスケープ処理を実装することで防ぐことができるが、現状ではベンダーからの対応が行われていない状況が続いている。
GetmeUK ContentToolsの脆弱性に関する考察
ContentToolsの画像ハンドラーにおけるXSS脆弱性は、Webアプリケーションのセキュリティ設計における基本的な対策の重要性を再認識させる事例となっている。特にユーザー入力を扱うコンポーネントにおいては、入力値の検証と適切なエスケープ処理が不可欠であり、これらの基本的なセキュリティ対策が実装されていない状況は深刻な問題だと言えるだろう。
今後の課題として、ベンダーの脆弱性対応の迅速化が挙げられる。報告から対応までの時間が長期化することで、攻撃手法が公開された状態が続き、実際の攻撃のリスクが高まっている。脆弱性が発見された際の対応プロセスを明確化し、優先順位付けとパッチ適用の迅速化が求められるだろう。
将来的には、セキュリティテストの強化とコードレビューの徹底が重要となる。特にオープンソースプロジェクトにおいては、コミュニティによる継続的なセキュリティレビューと脆弱性報告の仕組みを整備することで、早期発見と対応が可能になるはずだ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-2699, (参照 25-03-29). 2181
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- MicrosoftがAzure SDK for Rustをベータ版として公開、クラウドネイティブ開発の新たな選択肢を提供
- 【CVE-2025-0723】ProfileGridプラグインにSQLインジェクションの脆弱性、ユーザーデータの漏洩リスクが浮上
- 【CVE-2025-1451】lollms-webui v13にDoS脆弱性、マルチパート境界値処理の不備で深刻な影響の恐れ
- 【CVE-2025-1474】MLflow 2.18でパスワード要件の脆弱性が発見、バージョン2.19.0で修正完了
- 【CVE-2025-1497】PlotAIにリモートコード実行の脆弱性、LLM出力の検証不足で任意のPythonコード実行が可能に
- 【CVE-2025-1504】WordPressプラグインPost Lockdown 4.0.2に認可機能の欠落による情報漏洩の脆弱性、Subscriberレベルのユーザーが保護コンテンツにアクセス可能に
- WordPressプラグインTripetto 8.0.9以前にCSRF脆弱性、管理者権限で任意のデータ削除が可能に
- 【CVE-2025-1783】Gallery Styles 1.3.4以前のバージョンにXSS脆弱性、Contributor権限で任意のスクリプト実行が可能に
- 【CVE-2025-1802】HT Mega – Absolute Addons For Elementorに深刻な脆弱性、早急な対応が必要な状況に
- 【CVE-2025-2025】GiveWPプラグイン3.22.0以前に認証回避の脆弱性、未認証攻撃者による収益レポートへのアクセスが可能に
スポンサーリンク