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公開：2025-03-29

日鉄興和不動産とHondaがUNI-ONEを活用したオフィスビル管理業務の改善実証を実施、清掃時間25%削減を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• HondaのUNI-ONEによりオフィスビル管理業務の効率化を実現
• 清掃業務の時間を25%削減し歩数を40%削減
• 車いすユーザーによる清掃業務の実施も可能に

HondaのUNI-ONEがオフィスビル管理業務を効率化

日鉄興和不動産株式会社と品川インターシティマネジメント株式会社は、HondaのUNI-ONEを用いたオフィスビル管理業務の改善に向けた運用実証の結果を2025年3月27日に公表した。本実証では清掃業務従事者および物流業務従事者を対象に、特定業務における従業員の身体的・心理的負担の軽減を目的として実施している。^[1]

清掃業務においては、株式会社テラモトの協力のもとUNI-ONEに合わせた清掃用具を使用することで、清掃時間を約25%削減することに成功した。また、清掃業務の一部をUNI-ONEに搭乗して行うことで1日当たりの歩数を40%削減し、業務負担の大幅な軽減を実現している。

物流業務では、配送バッグを用いることで店舗テナント向けの小物配送が可能となり、配送業務1回当たりの歩数を約80%削減することに成功した。UNI-ONEの導入により、オフィスビル管理業務の効率化や多様な人材の活躍の場を広げる可能性が確認されている。

UNI-ONE運用実証の詳細

パーソナルモビリティについて

パーソナルモビリティとは、個人用の移動手段として利用される小型の移動機器のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 従来の移動手段と比べて省スペースでの運用が可能
• 電動アシスト機能により身体的負担を軽減
• 環境負荷が少なく持続可能な移動手段として注目

パーソナルモビリティは業務用途においても活用が進んでおり、UNI-ONEのような着座型ハンズフリーモデルは清掃や物流などの業務効率化に貢献している。特に歩行負担の大きい業務での活用により、従業員の身体的負担軽減や作業効率の向上に効果を発揮している。

UNI-ONEによるオフィスビル管理改革に関する考察

UNI-ONEのオフィスビル管理業務への導入は、人手不足や労働生産性向上という社会課題に対する革新的なソリューションとなる可能性を秘めている。特に清掃業務や物流業務における身体的負担の大幅な軽減は、高齢者や身体障害者の雇用促進にもつながる可能性がある。

一方で、数センチの段差や鉄扉など建物側のインフラ整備や既存オペレーションの見直しが必要となることは今後の課題として挙げられる。UNI-ONEの本格導入に向けては、建物設備の改修やオペレーションの標準化など、包括的な対応が求められるだろう。

今後はAIやIoT技術との連携により、より効率的な業務遂行が期待される。特に自動経路設定や障害物回避などの機能が追加されることで、さらなる業務効率の向上や安全性の確保が実現できるはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「『UNI-ONE』の活用によりオフィスビル管理業務の負担軽減に貢献 | 日鉄興和不動産株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000452.000001379.html, (参照 25-03-29).
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