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公開：2025-04-10

GMOペパボが2025年新卒エンジニア向けVibe Coding研修を発表、AI時代の開発スキル習得を促進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• GMOペパボが2025年新卒向けVibe Coding研修を発表
• AI時代に対応する次世代エンジニア育成を目指す取り組み
• 自然言語でのコーディングスタイルを研修に取り入れ

GMOペパボが新卒エンジニア向けVibe Coding研修プログラムを発表

GMOペパボは2025年入社の新卒エンジニアを対象とした「バイブコーディング（Vibe Coding）」研修の取り組みについて、2025年4月4日にブログで公表した。Vibe Codingは自然言語のみでコーディングを行う新しいスタイルで、OpenAIの共同創設者であるAndrej Karpathy氏が2025年2月に提唱した概念となっている。^[1]

研修プログラムではAIコードエディタ「Cursor」の使用方法やMCPサーバーの導入、複数のAIモデルの活用と比較など、実践的な内容が予定されている。この取り組みは、高度な大規模言語モデルを活用した次世代のエンジニアリング手法の習得を目指すものだ。

GMOペパボではすでにGitHub Copilotの全社導入やDifyの活用、AI対応の自動化など、AI前提の開発環境の整備を進めている。新卒エンジニアにはこれらの取り組みをさらに発展させ、次のステージへと引き上げる役割が期待されている。

Vibe Coding研修の詳細

Vibe Codingについて

Vibe Codingとは、コードの詳細に気を払わず自然言語のみで指示を出してコーディングを行う新しいプログラミングスタイルのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 自然言語での直感的なコーディングが可能
• AIが細かい実装の詳細を自動で処理
• 高度な言語モデルによる効率的なコード生成

このコーディングスタイルは、GPT-4oやGemini 2.5 Pro、Claude 3.7 Sonnetなどの高度な大規模言語モデルの登場により実現可能となった。AIエージェント機能やModel Context Protocolの発展により、アプリケーションのドメイン知識の欠如やハルシネーションなどの課題も解決されつつある。

Vibe Coding研修に関する考察

Vibe Coding研修の導入により、新卒エンジニアがAI時代に即した開発スキルを早期に習得できる環境が整備されることは高く評価できる。一方で、AIに依存しすぎることによる基礎的なプログラミングスキルの低下や、生成されたコードの品質管理が新たな課題として浮上する可能性がある。

これらの課題に対しては、従来のプログラミング教育とVibe Codingを組み合わせたハイブリッドな研修アプローチが有効だろう。また、生成されたコードのレビュー体制の確立や、AIとの適切な協業方法の指導も重要な要素となってくる。

今後は単なるコード生成にとどまらず、アーキテクチャ設計やシステム最適化などの高次な開発タスクにおけるAI活用も期待される。新卒エンジニアがVibe Codingを通じて次世代の開発手法を確立し、業界全体のイノベーションを牽引することを期待したい。

参考サイト

1. ^ GMOペパボ. 「日本初!?「Vibe Coding研修」を2025年新卒研修の目玉として実施します - Pepabo Tech Portal」. https://tech.pepabo.com/2025/04/04/declaration-vibe-coding-training/, (参照 25-04-10).
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