IBMが次世代メインフレームIBM z17を発表、AIアクセラレーター搭載で推論処理能力が50%向上

PR TIMES より
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記事の要約
- IBMが次世代メインフレーム「IBM z17」を発表
- AI機能を搭載し1日あたり50%多くAI推論を処理可能
- 2025年6月18日から提供開始予定
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IBMのAI対応メインフレーム「IBM z17」が企業のAI活用を加速
IBMは2025年4月8日、ハードウェア、ソフトウェア、システム運用の全てにAI機能を備えた次世代メインフレーム「IBM z17」を発表した。IBM Telum II プロセッサーを搭載したIBM z17は、従来のトランザクションAI機能を超えてシステムの機能を拡張し、新しいワークロードに対応する設計となっている。[1]
IBMが5年の開発期間を経て完成させたIBM z17は、300件以上の特許出願と100社以上の顧客からのフィードバックを基に設計されている。融資のリスク軽減やチャットボットの管理、医療画像の分析、小売犯罪の防止など、250を超える幅広いAIのユースケースを通じて、様々な業界でビジネス価値を高めることが可能だ。
IBM z17は第2世代のオンチップAIアクセラレーターを搭載し、1日あたり4,500億回以上の推論処理を実現している。2025年第4四半期には、IBM Spyreアクセラレーターが追加され、生成AIを含むマルチモデルAI機能のさらなる強化が図られるだろう。
IBM z17の主要機能まとめ
機能分野 | 詳細 |
---|---|
AIアクセラレーション | Telum IIプロセッサー搭載、1日4,500億回以上の推論処理 |
オペレーティングシステム | z/OS 3.2(2025年第3四半期提供予定) |
運用管理 | Z Operations Unite(2025年5月30日提供開始) |
拡張機能 | IBM Spyreアクセラレーター(2025年第4四半期提供予定) |
提供開始日 | 2025年6月18日 |
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オンチップAIアクセラレーターについて
オンチップAIアクセラレーターとは、プロセッサーチップ内に直接組み込まれたAI処理専用の演算回路のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- CPUと同じチップ上に配置されることによる低遅延な処理が可能
- 専用設計による高効率なAI演算処理の実現
- 電力効率に優れた推論処理の提供
IBM z17に搭載されたTelum IIプロセッサーの第2世代オンチップAIアクセラレーターは、従来比40%のキャッシュメモリー容量増加と周波数向上により処理能力が強化されている。この技術革新により、1日あたり4,500億回以上の推論処理を1ミリ秒以下の応答時間で実現することが可能となった。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「IBM、AI時代に向けて完全に設計された初のメインフレーム「IBM z17」を発表 | 日本アイ・ビー・エム株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000621.000046783.html, (参照 25-04-10). 6251
- IBM. https://www.ibm.com/jp-ja
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