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プリファードロボティクスが100kg可搬の新型自律搬送ロボットとフリート管理システムを発表、物流自動化と業務効率向上に貢献

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

プリファードロボティクスが100kg可搬の新型自律搬送ロボットとフリート管理システムを発表、物流自動化と業務効率向上に貢献

PR TIMES より


記事の要約

  • 100kg可搬の新型自律搬送ロボットを発表
  • 複数台制御システム「カチャカフリートマネージャー」を5月28日リリース
  • 名古屋と大阪の展示会でコンセプトモデルを展示

プリファードロボティクスが新型自律搬送ロボットと管理システムを発表

株式会社Preferred Robotics(プリファードロボティクス)は、100kgの重量物搬送に対応した新型の自律移動ロボットを2025年4月8日に発表した。この新モデルは「カチャカプロ」で培った技術を基に開発されており、台車の下に潜り込んで持ち上げて運搬する昇降式構造を採用している点が大きな特徴となっている。[1]

新型モデルは既存の棚やかご台車、コンテナボックスなど現場に存在する什器・容器をそのまま搬送することが可能であり、エレベーターとの連携によりフロアをまたいだ搬送も実現できる仕様となっている。移動方式にはSLAMを採用しており、最大走行速度は1.2m/sで最小走行幅は500mmとなっているため、狭い通路でも効率的な搬送作業が期待できるだろう。

また同社は複数台のカチャカプロを効率的に運用するためのフリート管理システム「カチャカフリートマネージャー」も同時に発表し、2025年5月28日に正式リリースする予定だ。このシステムでは狭い通路でのすれ違いや交差点での交通整理を自動制御する管制管理機能と、ロボットの現在地やバッテリー残量、タスク状況をもとに最適なカチャカプロへ自動指示する配車管理機能が実装されている。

新型ロボットとカチャカフリートマネージャーの詳細

項目 詳細
可搬重量 100kg
移動方式 SLAM
最大走行速度 1.2m/s
最小走行幅 500mm
販売価格 オープン価格
展示会情報 第10回ものづくりワールド名古屋(4/9-11)、第6回関西物流展(4/9-11)
フリートマネージャーリリース日 2025年5月28日
公式サイトはこちら

SLAMについて

SLAMとは「Simultaneous Localization and Mapping(同時位置推定と地図作成)」の略称で、ロボットが未知の環境を移動しながら自己位置を推定し同時に周囲の地図を作成する技術のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • センサーデータを用いた環境認識と自己位置推定の同時実行
  • 事前マッピングなしで未知環境でも自律移動が可能
  • リアルタイムでの経路計画と障害物回避

プリファードロボティクスの新型100kg可搬ロボットに採用されているSLAM技術により、病院やホテル、オフィス、工場、物流現場など多様な環境での自律移動が実現している。このSLAM技術と台車の下に潜り込んで持ち上げる昇降式構造の組み合わせにより、現場にある既存の設備をそのまま活用した効率的な物流自動化が可能となっている。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「プリファードロボティクス、100kg可搬の新型自律搬送ロボットと複数台制御システム「カチャカフリートマネージャー」を発表 | 株式会社Preferred Roboticsのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000115855.html, (参照 25-04-10).
  2. 2510

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